機械学習は敷居が高い? 使い慣れたSQLを使い、手間をかけずに大量データを分析
[PR]AI/機械学習の活用に取り組んでみると、思うように進まないケースも多い。大量データから機械学習のモデル作成・評価のPDCAサイクルをできる限り速く・手間をかけずに行うにはどうすればよいのか?
大量データを処理して経営戦略に役立てるデータ処理基盤が、いま大きく変わりつつある。これまでの必須要件だった高速処理に加え、急速な進化を遂げているAI/機械学習を活用した高度な分析が求められ始めている。しかし、いざAI/機械学習の活用に取り組んでみると、データの準備に時間がかかったり、さまざまなツールを利用しなければならず開始までに時間がかかったりするなど、思うように進まないケースも多い。大量データから機械学習のモデル作成・評価のPDCAサイクルをできる限り速く・手間をかけずに行うにはどうすればよいのか?
高度な分析を実現するための要素とは

NEC
プラットフォームソリューション事業部
AIアナリティクス販売推進グループ
マネージャー
小山啓太郎氏
基幹システムの膨大なデータの中から必要なデータを抽出・統合・再構成し、意思決定に役立てるデータ処理基盤が利用されるようになってから四半世紀が経過した。登場した当初の1990年代は、部門単位のDWH(データウェアハウス)として使われ、2000年代には全社規模で使われるようになった。データ処理性能がどんどん改善され、扱えるデータ容量も増大化していく中で、データ処理基盤に求められる要件が高度化していったという。
「これまでのデータ処理基盤には、大量のデータをいかに高速に、簡易に、柔軟に処理できるかということが重視されていました。しかし近年は、データをいかに活用するかが重要になってきています。つまり現在の市場では、従来のデータ処理基盤に必須の高速性や簡易性、柔軟性に加え、高度な分析を実現するための要素が求められるようになったのです」とはなすのは、NEC プラットフォームソリューション事業部 AIアナリティクス販売推進グループ マネージャー 小山啓太郎氏だ。
こうした市場ニーズに応えるべく、NECが新たに提供するのが「分析PDCA高速化ソリューション」だ。
高速・簡易・柔軟なプラットフォームを採用
分析PDCA高速化ソリューションは、NECが従来から提供していた高速性、簡易性、柔軟性に優れた分析専用データベースサーバ「Data Platform for Analytics(DP4A)」をベースに、高度な分析機能と多種多様なデータ管理を実現する要素をアドオンしたものだ。

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NEC プラットフォームソリューション事業部 AIアナリティクス販売推進グループ 主任 福岡輝仁氏は、DP4Aについて次のように説明する。

NEC
プラットフォームソリューション事業部
AIアナリティクス販売推進グループ
主任
福岡輝仁氏
「DP4Aは、RDBMSに比べて数倍以上の性能を発揮する高速性、自動チューニングツールによる簡易性、状況に応じた構成を選択できる柔軟性を兼ね備えた分析専用データベースサーバです。これらデータ基盤に必須の要素に加え、新しいソリューションにはAIエンジンや統計ソフトがなくても高度な分析が可能な機械学習機能、非構造化データを格納するHadoopと連携可能な機能を搭載しました。これにより、分析業務に欠かせない事前のデータ準備、分析の試行錯誤を同一基盤上で実現することが可能になり、分析業務を大幅に効率化します」
同ソリューションは、分析プロセスを単一プラットフォームで実現する、オンプレミス/クラウドを柔軟に選択できる、などの特長を有する。これにより、これから分析に取り組もうという企業はもちろんのこと、すでに取り組んでいるが十分な効果が出ていない企業にも適している。では、その特長や実際の活用例をみていくことにしよう。