なぜIT部門は幸せになれないのか? ~後編~日立製作所 渡辺さんに聞く!運用管理あるある相談室 自動化が切り開くIT部門のちょっと先の未来

「属人化」の課題をどう解決していくかに切り込んだ前編。後編では「自動化」に焦点を当て、IT部門が幸せになるための戦術を提案したい。

株式会社日立製作所
サービスプラットフォーム事業本部
IoT・クラウドサービス事業部 事業推進本部
ソリューション事業推進部 主任 渡辺 純也 氏

 仮想環境やクラウド環境のフレキシブルな運用、ビジネス部門から相次ぐシステム改善要求への対応、アプリケーション開発のスピードアップ──IT部門の運用管理の現場は忙しくなる一方です。現場が忙しくなると、「オペミス」も起こりやすくなりますし、新しい開発案件に取り組む余裕もなくなっていきます。いま必要なのはIT部門の働き方改革です。

 といっても、システム環境は日々複雑化しています。少ないリソースで回しているため知らず知らずのうちに属人化も進んでいます。働き方改革に取り組もうと思っても、何から手を付けていいかわからないというのが実情でしょう。

 そんななか「運用負荷はエピソードではなくエビデンスで見極めよう」と提案するのが日立製作所。働き方改革で早く成果を出したいと焦ると、こうしたらうまくいったとか、ああしたらうまくいかなかったといったエピソードに飛びついてしまいがちです。でも、重要なのは、地に足の着いた取り組みを進めるためのエビデンスだといいます。「エビデンスは競技スポーツにおけるスタッツのようなものです。競技で勝つためには選手の走行距離や活動量などをしっかりと分析し、それをもとに戦略を立てていくことが重要です。IT部門の働き方改革もそれと同じ。システムの稼働状況や人の作業状況をしっかりと把握し、効率化や自動化を進めていくことが大切です」(渡辺さん)

 そんな渡辺さんに、IT運用管理の現場が抱えがちな悩みとその解決方法について聞いてみました。

マネジメントが現場を理解してくれないんだけど……

相談1マネジメント層がIT部門の働き方改革の必要性を理解してくれないんだけど、どうすればいい?
アドバイス1IT部門の現場がどのくらい忙しいのかエビデンスを示し、このままではビジネスのデジタル化どころではないことを理解してもらいましょう

 マネジメント層はITの重要性は理解していても、IT部門の現場がどのくらい忙しいかは残念ながら理解していないケースが多いかもしれないですね。そこで重要になるのがエビデンスです。現場ではどのくらいのマシンがどのくらいの頻度で稼働しているか、実際に運用者はどんなオペレーションを行っているかを経営者の目線で示してあげるのがよいでしょう。

 とはいえ、現在のシステム環境の多くは仮想化が進み、マシンや人の稼働状況をきちんと把握することが難しい面がありますよね。マネジメントに示すためのデータの収集や整理も大きな負担です。そこで日立製作所では、エビデンスをもとにITインフラの運用コストを最適化できるさまざまなソリューションを提供しています。

 例えば、運用管理ソフトの「JP1」、JP1とセットで提供するハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)製品がそうです。また、JP1と組み合わせて利用するさまざまな運用管理ソリューションも提供しています。

相談2そもそもIT運用の働き方改革は何から始めればいい?
アドバイス2運用作業の可視化が第一歩です。

 可視化ができていないと、何を対策していいかの判断が曖昧になります。実際、具体的な操作時間や操作内容がわからなければ、どこでどんな対策をすればいいかわかりませんよね。

 では何を可視化するか。代表的なものとしては、仮想基盤の操作実績や、それぞれの操作にどのくらいの時間がかかっているのか、自動化するとどのくらいの効果が得られるのかなどがあります。日立では、こうした可視化のための評価レポートを提供するサービスを提供しています。それが「仮想環境運用の診断サービス」です。

相談3マネジメントに見せる数字としては、どんなものが効果的?
アドバイス3総コストや操作フローなどを視覚的に見せるのが効果的です。

 診断サービスを例に説明しましょう。診断サービスで提供される評価レポートでは、仮想マシンの数やイベント数はもちろん、トータルでどのくらいの作業時間がかかり、個々の作業にどのくらい工数(総コスト)がかかっているかをパッと把握できるようにしています。

 ポイントは、ソリューションを導入したときの効果も示していることです。以下のように、自動化を行ったときにどのくらい工数が削減されるかがわかります。


評価レポート(サンプル):現在と改善後の総コストを比較

 また、仮想マシンごとに操作のフローまでわかるのもポイントです。以下のように仮想マシンに対していつどんな操作をしたかをチャートで把握できます。実際、これを見せるとお客様から「わかりやすいね」との声をいただきます。「マネジメントにもそのまま提出できるので便利」と評価いただいています。


評価レポート(サンプル):操作フロー
提供:株式会社日立製作所
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