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「Excel」のVLOOKUP()関数の小技--完全一致ではなく最も近い値を求める

「Excel」シートで、正確な値は分からないが、それに近い値を検索したい場合は、どうすればいいだろうか。VLOOKUP()関数を使って検索値に最も近い値を見つける方法を紹介する。

 「Microsoft Excel」で最もよく使用される関数の1つがVLOOKUP()だ。これは、指定値と一致する値を探して取得する検索関数である。たとえば、商品名を使ってその商品の価格を求めることや、学生の名前でその学生の最終的な成績を求めることができる。柔軟で非常に便利な関数だ。ほとんどの場合は完全一致を探すはずだが、最も近い値を返す必要がある場合もあるだろう。今回の記事では、VLOOKUP()について説明してから、この関数を使って検索値とほぼ一致する値を見つけいく。

 筆者は「Windows 10」の64ビット版システムで「Microsoft 365」を使用しているが、古いバージョンを使っても構わない。作業用のデータは自分で用意してもいいし、デモ用の.xlsxファイルや.xlsファイルをダウンロードしてもいい。この関数は「Excel for the web」でも同じように機能する。本記事では、関数の入力や並べ替えなど、基本的なExcelスキルを習得している前提で説明を進めるが、以下で紹介する手順は初心者でも問題なく実行できるはずだ。

ExcelのVLOOKUP()の仕組み

 ExcelのVLOOKUP()関数は、以下の構文を使用して検索値を照合した後、一致する値を返す。

 VLOOKUP(検索値, 検索範囲, 列番号, 並べ替え)

 表Aにこれらの引数の説明を示す。

引数

説明

必須/任意

検索値

照合しようとしている値。

必須

検索範囲

データの範囲を指定する。

必須

列番号

検索値の右側の対応する列を指定する数値。

必須

並べ替え

ブール値。TRUEまたはFALSEを指定。TRUEがデフォルトで、検索値データが並べ替えられていることを示す。FALSEは検索値が並べ替えられていないことを示す。

任意

 一言で言えば、VLOOKUP()は検索値を使って別の列の値を返す。では、この関数を使用して、指定値に最も近い値を見つけてみよう。

VLOOKUP()で指定値に最も近い値を見つける方法

 多くの場合、VLOOKUP()を使って探すのは完全一致だが、指定値に最も近い値を見つけることもできる。このテクニックは、正確な値が分からないときや、値の範囲を見つける必要があるときに便利だ。では、この関数を図Aのデータセットで使用して、価格が完全一致ではない場合に、価格から製品名を返してみよう。重要なのはH2の入力値だ。照合したい値を入力すると、H3の関数は見つけた中でH2の入力値に最も近い値を返す。

図A

指定値に最も近い価格を探す。
指定値に最も近い価格を探す。

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