PC・モバイル

「Chromebook」でフォーカスがカーソルに追従する機能を有効化するには

「Chromebook」でフォーカスをカーソルに追従させる機能を有効化する手順を紹介する。

 筆者は数十年前から「Linux」デスクトップを使用している。その環境には、生産性を向上させることが明白な機能がいくつかある。ほかのデスクトップがなぜそれらの機能を採用しないのか筆者にはさっぱり分からない。そうした機能の1つが「Focus follows mouse」(フォーカスがマウスに追従)である。おそらく、多くの人は、それがどのような機能なのかご存知ないはずだ。

 そうした人のために、本記事では、「Focus follows mouse」について説明する。

 通常のデスクトップでは、あるウィンドウから別のウィンドウに切り替えたい場合、マウスをその別のウィンドウに移動してクリックする。ウィンドウをクリックするというアクションにより、フォーカスがそのウィンドウに移動し、ユーザーはそこに格納されたツールを操作できるようになる。別のウィンドウをクリックしない限り、フォーカスはユーザーがそれまで使用していたツールにずっととどまる。

 もう少しわかりやすく説明しよう。

  • あなたは今、ウィンドウA(ワードプロセッサー)で作業をしている。
  • 調べ物をする必要があるので、ウィンドウB(ウェブブラウザー)をクリックした。
  • 入力を開始すると、入力した内容がウィンドウBに表示される。
  • ウィンドウBをクリックしなかった場合、カーソルをウィンドウBに移動しても、フォーカスはウィンドウAにとどまるので、入力した内容はすべてウィンドウAに表示される。

 それが「Focus follows click」(フォーカスがクリックに追従)である。「Click to focus」(クリックしてフォーカス)とも呼ばれる。

 「Focus follows mouse」は以下のように機能する。

  • あなたは今、ウィンドウAで作業をしている。
  • ウィンドウBで作業をする必要がある。
  • マウスをウィンドウBに移動して、入力を開始する。
  • マウスがウィンドウBに移動したため、フォーカスもそのウィンドウに移動した。

 「Focus follows mouse」の方が必要なステップが少ないし、より効率的でもある。ウィンドウをクリックする代わりに、操作したいウィンドウにカーソルを移動するだけで済む。Linuxデスクトップはこれをさらに一歩進めて、「Auto-raise」(オートレイズ)機能を提供した。これにより、カーソルをウィンドウに重ねると、フォーカスがそこに移動するだけでなく、そのウィンドウ自体もほかのすべてのウィンドウの上に移動する。この機能を使い始めると、Linux以外のすべてのデスクトップが効率性で大きく劣ることが明白になった。

 ここで、UIの効率性をもう少し高めたいと考えているすべての「Chromebook」ユーザーにお知らせがある。「Focus follows mouse」と同様の実験的機能(「Focus follows cursor」と呼ばれる)を有効にすることが可能になった。注意しなければならないのは、「Developer」チャンネルか「Canary」チャンネルのいずれかで「Chrome OS」を使用している必要があることだ(「Stable」チャンネルには、この機能が含まれていないため)。Chromebookのチャンネルを変更する方法を知りたい人は、記事「How to change channels on your Chromebook」を参照してほしい。

 前置きはこのくらいにして、「Focus follows cursor」を有効にする方法の説明に移ろう。

Chromebookで「Focus follows cursor」を有効にする方法

 Chromebookで「Chrome」を開いて、アドレスバーに以下のように入力する。

chrome://flags/#focus-follows-cursor

 表示されたウィンドウで、「Focus follows cursor」のドロップダウンから「Enabled」(有効)を選択する(図A)。

図A

「Chrome 94.0.4601.0」で「Focus follows cursor」を有効化する。
「Chrome 94.0.4601.0」で「Focus follows cursor」を有効化する。

 この機能を有効にしたら、Chromebookを再起動して、変更を反映させる必要がある。

 「Focus follows cursor」の使用について知っておく必要があるのは、ウィンドウが最大化されている場合は機能しないということだ。複数のウィンドウを開いている場合、それらを端にスナップするか、あるいは、デスクトップに収まるように縮小する必要がある。そうしないと、フォーカスしたいウィンドウにカーソルを重ねることができない。

 「Focus follows cursor」は、効率性が重要な作業に取り組んでいるときに活用できる優れた機能だ。クリック数を減らして、作業をより速く進めることが可能になる。ただし、「Focus follows cursor」は万人向けではない。この機能を使っていて、少しいら立つ人もいる。トラックパッドやマウスを扱うのが少し苦手な人の場合は、特にそうだ。しかし、ChromebookでDeveloperチャンネルやCanaryチャンネルを実行している人は、この機能を試してみて、実際に効率性が向上するか確認してほしい。

提供:CC Photo Labs/Shutterstock
提供:CC Photo Labs/Shutterstock

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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