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パナソニック、物流現場の最適化策をSaaSで提供--Blue Yonderが基盤

パナソニックは同社の「現場プロセスイノベーション」をSaaS化した「現場最適化ソリューション」を発表した。現場から取得する各種情報をデータ化するアプリケーション群で構成する。

 パナソニックの社内分社であるコネクティッドソリューションズ(CNS)とパナソニックグループに所属するパナソニック システムソリューションズ ジャパン(SSJ)は7月19日、パナソニックの「現場プロセスイノベーション」をSaaS化した「現場最適化ソリューション」を発表した。

 「最適化アプリケーション群」「可視化アプリケーション群」の2種類に分けて、従来の現場プロセスイノベーションでも用いていたアプリケーションを随時提供していく。

CNS上席副社長 兼 SJJ代表取締役社長 片倉達夫氏
CNS上席副社長 兼 SJJ代表取締役社長 片倉達夫氏

 価格は要問い合わせ。CNS上席副社長 兼 SSJ代表取締役社長 片倉達夫氏は「われわれは顧客の重要な課題を潰し、全体の業務プロセスを最適化してROI(投資利益率)を増やすことが前提。あくまでも顧客の価値とソリューションの金額が合致しなければ、提供する価値はない」と顧客企業の規模や需要に沿った価格帯で提供すると説明した。

ピッキング工数を年間で25%削減、コストも10.8%削減

 CNSは製造や物流、流通など6分野の事業領域で活動してきたが、近年は現場プロセスイノベーションに注力してきた。2018年5月の発表から始まり、2021年4月にはサプライチェーン管理システム(SCM)を開発、提供するBlue Yonder(旧JDA Software Group)の全株式取得を表明したのは記憶に新しい。

 今回発表した現場最適化ソリューションは、Blue Yonderの「Luminate」プラットフォームを上流に沿え、現場から取得する各種情報をデータ化するアプリケーション群で構成する。

 最適化アプリケーション群に含まれる荷量予測や積載量、配送先時の時間や距離といった制約などの情報をもとに最適な輸配送計画を策定し、独自の速度データベースと過去実績を組み合わせて、人工知能(AI)による高精度のトラック到着を予測する「輸配送最適化」は提供開始済み。

 荷量や業務量の予測と連動した最適な作業計画と人の勤務条件・保有スキルを考慮した、平準化された交替制勤務計画を自動作成する「シフト最適化」は2021年第3四半期(7~9月)、荷物の入庫から出荷までの業務と、庫内作業者の交替制勤務計画や輸配送計画を同期させ、庫内業務を最適化する「庫内最適化」は2021年第4四半期(10~12月)の提供を予定している。

現場最適化ソリューションの全体像 現場最適化ソリューションの全体像
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