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「Windows 11」入門--マイクロソフト次世代OSの新機能とシステム要件

「Windows 11」はマイクロソフトの最新OSだ。「Snap」やウィジェット、ゲーム関連の新機能を紹介するとともに、同OSのシステム要件一覧にまとめた。

 Microsoft Storeが大幅に改修され、1つの安全な場所から、見る、作る、遊ぶ、働く、学ぶためのアプリやコンテンツを入手できるようになる。Microsoftは同ストアについて、「高速性を追求するために、美しくシンプルなデザインが採用された。これまで以上に多くのアプリケーションを提供することに加えて、アプリケーション、ゲーム、番組、映画などのすべてのコンテンツを、厳選されたストーリーやコレクションに基づいて検索しやすく、発見しやすくしている」と述べた。近いうちに、Microsoft Teamsや「Visual Studio」「Disney+」「Adobe Creative Cloud」「Zoom」「Canva」といった主要なファーストパーティーアプリとサードパーティーアプリがMicrosoft Storeで提供される予定だ。

 2021年後半には、Windows 11でAndroidアプリの利用が可能になる。AmazonとIntelとのパートナーシップにより、今回初めて、Microsoft StoreでAndroidアプリを検索し、「Amazon Appstore」経由でダウンロードできるようになる。Microsoftは、開発者や独立系ソフトウェアベンダーが、作成に使用したアプリフレームワークに関係なく、Microsoft Storeでアプリを提供できるようにしている。

開発者は何を知っておくべきか

 Windows 11には新しい「PWABuilder3」が搭載されているため、開発者は短時間でウェブアプリから「Progressive Web App」(PWA)を構築できる。「WebView2」ランタイムも含まれており、ハイブリッドウェブアプリを安全に構築する手段として、Windows 11のウェブプラットフォームを利用することが容易になる。「Windows Terminal」や新しい「Microsoft Edge DevTools」などの製品もWindows 11に搭載され、引き続き使用可能だ。

Windows 11に統合された「PWA Shortcut」。提供:Microsoft
Windows 11に統合された「PWA Shortcut」。
提供:Microsoft

 「Windows App SDK」(旧称「Project Reunion」)を使用すると、Windows 11の機能をアプリに簡単に統合できるが、開発者はこれまでどおりWindows 10で膨大な数のユーザーにもリーチできる。「Windows App SDK 1.0」は2021年中にリリースされる予定だ。

 開発者は、新しい「ARM64 Emulation Compatible」(ARM64EC)アプリケーションバイナリーインターフェース(ABI)を使用して、ARM版Windowsでネイティブに動作するアプリを構築できる。ARM64ECを使用すれば、ネイティブARMコードとエミュレートされたx64コードを同じプロセスやモジュールで組み合わせられる。この相互運用性により、アプリにx64の依存関係がある場合や、アプリが制御できないx64プラグインを読み込む場合でも、ARM版Windowsで動作するようにアプリの最適化が可能だ。

 アプリのデザインを現代風にしたい開発者は、Windows 11の「WinUI 3」を使用するといいだろう。WinUI 3は、丸みを帯びた形状、刷新されたアイコン、新しいタイポグラフィ、楽しいマイクロインタラクション(「Lottie」アニメーションなど)、刷新されたカラーパレットなど、標準UIのさまざまな新機能を提供する。Snap Layout機能は、Windows 11での大幅な生産性向上に役立つだろう。

 「Reunion Windowing」を使用すると、アプリウィンドウの管理や作成が簡単になる。この機能は既存のアプリコードに対応しており、一般的な操作を簡素化できるほか、「Light-Dismiss Behavior」や「Picture-In-Picture」モード、タイトルバーの簡単なカスタマイズといった新機能をデスクトップアプリにもたらす。

 Microsoft Storeの大規模な変更に加えて、Microsoftはクリエーターや開発者に大きな経済的機会を提供するための措置を講じている。Microsoftは、開発者や独立系ソフトウェアベンダーのアプリが、「Win32」、Progressive Web App、「Universal Windows App」(UWA)など、どのアプリフレームワークで構築されたかに関係なく、アプリを提出できるようにする予定だ。これにより、開発者はより多くのユーザーにリーチして関与できるだろう。

 Microsoftによると、分配収益ポリシーも変更されるという。アプリ開発者は自身の商取引をMicrosoft Store内に持ってきて、収益の100%を確保できるようになる。Microsoftの取り分はない。開発者は、85対15という有利な分配収益でMicrosoft Storeの商取引も利用もできる。

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