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人材をいかに成長させるか--「kintone」で運用する目標管理と評価制度

「kintone」を目標管理や評価制度に活用すると、どんなメリットがあるのだろうか。具体的な方法とともに解説する。

 かの戦国武将、武田信玄の言葉に「人は石垣、人は城、人は堀」という言葉があります。この言葉にはさまざまな解釈がありますが、信玄の配下には武田二十四将と呼ばれる名将が集っていたこととあわせて考えると、武田信玄という大名が、成果を上げるためにはいかに人が重要であるか、を知っていたということでしょう。

 会社経営は経営資源を原資として、多種多様なサービスを社会に展開する活動を行っています。現代の企業における経営資源はヒト・モノ・カネ・情報の4つです。このうちのヒトは、主に社員のことです。社員は単なる労働力ではなく、経営資源の一つとして考えられることが当り前となりました。

 働き手の不足が問題になっている昨今、採用した社員の定着と成長は、ますます重要な経営課題となります。

 最近は「タレントマネジメント」という言葉をよく聞くようになりました。これは特定のシステムのことを示すものではなく、採用管理、人事評価、給与計算、労務管理など、従業員に関する情報を扱う仕組みを総称したものです。

 タレントマネジメントに関連する話題は多く、すべての事柄を一度に説明することはできません。今回は、その中でも特に多くの企業を悩ませている「目標管理と評価制度」について解説し、それをクラウドプラットフォーム「kintone」でうまく運用するためのコツを解説します。

目標管理と評価制度はなぜ必要?

  • 「目標設定も評価も、すればするほど社員から不満が出る」
  • 「目標管理を始めたら、社内の雰囲気が悪くなってきた」
  • 「おざなりな目標設定をする人が多くて困っている」

 目標設定、評価を行っている企業で、このような声を聞くことは少なくありません。

 実は、このような悩みを抱える企業の多くは「目標管理すること、評価することが目的になっている」という点が共通しています。つまり「手段の目的化」になってしまっているということです。なぜこのようなことになるのでしょうか。

 それを考える前に「目標管理と評価」の仕組みをおさらいしてみたいと思います。図1は、目標管理を中心とした人材マネジメントの構成要素とその関係性を示した図です。

図1(出典:MOVED) 図1(出典:MOVED)
※クリックすると拡大画像が見られます

 企業によって多少の違いはあれ、おおむねこの図式に当てはまるはずです。目標管理と人事評価は必ずセットで運用され、人事評価から等級や報酬、また能力開発の計画などが立てられていきます。

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