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「Raspberry Pi Pico」搭載の独自チップ--「RP2040」が販売開始

Raspberry Pi Foundationが「PR2040」の単品販売を開始した。PR2040は、同団体の新しいカスタムCPUであり、先頃発売された「Raspberry Pi Pico」に搭載されている。販売価格はたったの1ドルだ。

 Raspberry Pi Foundationが「PR2040」の単品販売を開始した。PR2040は、同団体の新しいカスタムCPUであり、先頃発売された「Raspberry Pi Pico」に搭載されている。販売価格はたったの1ドルだ。

 RP2040チップは、Raspberry Pi Foundationに承認された再販業者ですでに単品販売が開始されている。デバイスメーカーは、Raspberry Piの小型チップ(40ナノメートルプロセスで製造された2平方mmのシリコン)を使用する製品で独自のハードウェアプロジェクトを構築することが可能だ。

 「Raspberry Pi」のファンなら、Raspberry Pi FoundationがRP2040を搭載する「Raspberry Pi Pico」を1月に発売したことをご存じだろう。Raspberry Pi Picoは、英国に拠点を置く同団体にとって全く新しいクラスのデバイスの発表であり(Raspberry Pi初のマイクロコントローラーボードだった)、Raspberry Pi Foundationが自ら設計したチップ上に構築された最初のデバイスでもあった。

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 Raspberry Pi Picoは、Raspberry Pi Foundationが12カ月の間に発表した5つ目のデバイスである。Raspberry Pi Foundationの共同創設者であるEben Upton氏は先頃、米TechRepublicに対して、2021年に急増した同団体製品の需要に対応することの難しさを語った

 これまでのところ、PR2040の提供は、Raspberry Pi Picoデバイスの受注残によって妨げられている。Upton氏が米TechRepublicに述べたところによると、Raspberry Pi Foundationはこれまでに60万台弱を出荷したが、まだ70万台のバックオーダーが残っているという。

 同団体は約4万個のRP2040をそのサプライチェーンから確保し、単品販売を当初の予定よりも約3カ月早く開始することを決定した。

 Upton氏はRaspberry Piブログへの投稿で、「これにより、人々はプロジェクトと製品を開発する時間を獲得できる。その一方で、われわれはPicoの残りのバックオーダーを処理し、RP2040の生産を拡大する。2021年秋には、十分な量を確保し、それまでに生じた需要に対応できるようになるだろう」と語った。

 Raspberry PiはRP2040をリールに梱包して販売することも検討している。Upton氏によると、これがどのようなものになるのかはまだ決まっていないが、2021年秋までには明らかになるはずだという。価格は、RP2040を1ドルで1個ずつ買う場合に比べて、「大幅に安く」なる予定だ。

 Picoに関する米TechRepublicの以前の記事を要約すると、RP2040は、133MHzのデュアルコアCPU「Arm Cortex M0+」と264KBのオンチップRAMで構成されており、最大16MBのオフチップフラッシュメモリーをサポートする。さらに、USB 1.1と30本のGPIO端子も備える。

 ユーザーは、チップのCPUコアの1つをアプリケーションコードの実行に使用し、もう1つをハードウェアの監視に使用することができる。あるいは、「FreeRTOS」や「MicroPython」を使用して、アプリケーションコードを両方のコアで実行することも可能だ。

 完全に接続されたスイッチは、ARMコアとDMAエンジンを6つの独立したRAMバンクに接続し、ユーザーがパフォーマンスを最大化できるようにする。一方、プログラム可能なI/O(PIO)サブシステムは、SDIO、DPI、I2S、およびDVI-Dをサポートする。

RP2040はRaspberry Pi初のカスタムチップであり、マイクロコントローラークラスの製品を念頭に置いて設計されている。</br>
提供:Raspberry Pi
RP2040はRaspberry Pi初のカスタムチップであり、マイクロコントローラークラスの製品を念頭に置いて設計されている。
提供:Raspberry Pi

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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