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「Zoom」時代の服装選び--コロナ禍がトレンドに与える影響

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって在宅勤務へと移行したが、それによって今後のワードローブトレンドが形作られるかもしれない。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は突然、働き方や社会生活、子供の教育の仕方などを変えた。過去の世界的な大災害は、何十年にもわたって文化的態度やファッションの傾向を転換してきた。過去と同様、現代の疫病によって一斉に在宅勤務が行われる中、今後のワードローブトレンドが形作られるかもしれない。さて、「Zoom」会議とパジャマ姿のビジネスカジュアルから1年経った今、私たちは何を着て出掛けるだろうか?

COVID-19時代のファッション

 歴史的に見ても、人々は季節ごとに、時には衝動的に新しい洋服を購入し、1年を通してワードローブを更新している。しかし、リモートワークへの移行や公的機関によるCOVID-19の規制の中で、従来の小売店での購入は激減し、米国では多くの衣料品小売店が連邦破産法第11章の適用を申請した。パーソンズ美術大学の助教授であるSusanna Moyer氏は、パンデミック前のある種のファッション傾向が、向こう数カ月間は続くと予想している。

 「リモートワークでもオフィスでも、日々の生活の中で快適な洋服とは何かという点では、今後も動向は変わらないと感じている。これはパンデミック前の傾向だ。ストリートウエアは男性用と女性用の両方に影響を与えた。Mark Zuckerberg氏と同氏のパーカーを考えてみてもらいたい」(Moyer氏)

 「また、私たちはパンデミック後にどのように移行するか、企業が労働者のために在宅勤務という選択肢のあるハイブリッドを用意しているかどうかも考慮しなければならない」(Moyer氏)

Zoomで成功するための服装

 多くのリモートワーカーにとって、24時間体制のビデオ通話は、対面式の会議に取って代わるものとなっている。言うまでもなく、Zoomで成功するための服装は、ファッションにそれほど焦点を当てる必要はない。リモートワークへの切り替え中、Walmartではボトムスよりもトップスが多く売れたという。この目立った差は、ビデオ会議の増加によるものと考えられる。カメラに写っているときの美意識に訴えることが、短期的なファッションの選択に一役買っているのかもしれない。

 「ネックラインのディテールやカメラで捉えやすい明るい色など、在宅勤務をしている消費者を引き付ける方法を模索しているブランドが近い将来、影響を及ぼすだろう。ほとんどの人は、市場で損失を計上したデニムを含め、織物のズボンやスカートなど履いていない」と、Moyerは言う。

提供:svetikd/GettyImages
提供:svetikd/GettyImages

 この12カ月間で、多くの人が数キロの体重増加(いわゆるCOVID-15)を経験し、これまでのワードローブの定番アイテムが制限されつつある。企業が従業員を従来の対面式のオフィスに戻し始めると、家庭の快適さが何らかの形で職場に入ってくる可能性がある。

 「家にいることで太ってしまったから、快適に過ごしたいとか、自分に合う服を見つけたいと考えている人が多いように感じる。ニットは着心地やフィット感に優れており、ブランドが顧客に提供する選択肢や方向性として、この傾向は今後も続くと思う」(Moyer氏)

 その時々の流行の色の組み合わせは、業界を超えて製品デザインにも影響を及ぼす。米TechRepublicが過去に報じたように、Pantoneが毎年発表するカラー・オブ・ザ・イヤーは、テクノロジーから小売まで、あらゆる業界の新製品に影響を与える。ロックダウンが実施されて家に引きこもった1年は、向こう数カ月間の洋服の色に影響を与えるかもしれない。

 「これからの季節の色の幅は、より明るく、カラフルになる傾向にある。Zoomでも、オフィスでも、日常生活を楽観的にするには、高揚する色が必要だと考える。色は私たちを高揚させるための優れた方法だ」(Moyer氏)

歴史的視点と「新常態」

 現在進行中のコロナウイルスの世界的大流行は、近年の歴史では前例がないかもしれないが、世界的な大災害は珍しいことではなく、他の混乱もファッションや文化的な慣習に永続的な印象を残している。例えば、第2次世界大戦と物資配給の時代が過ぎると、ファッションデザイナーの生地の使用量が増えたとMoyer氏は言う。

 「戦争のために女性が労働力になった後、スカートは膨らみ、女性らしさがトレンドとして復活した。これらの2つの重要な傾向は戦後のファッションに影響を与え、1950年代を通して続いた」(Moyer氏)

 コロナウイルスの世界的な大流行が、ファッショントレンドやオフィスのワードローブの期待に及ぼす永続的な影響はまだ見られない。職場やZoomルームだけでなく、大規模なリモートワークへの移行によって、外出や社交の場に対する人々のファッション志向が変わる可能性がある。

 「外出時に『着飾ること』についての考え方にも影響が及ぶかもしれない。家の外での服装に刺激を与えたいと思う人もいるだろう。また、快適さがライフスタイルになったと感じている人もいて、消費者は公共の場で快適に過ごす方法を見つけるだろう」(Moyer氏)

提供:GettyImages/blackCAT
提供:GettyImages/blackCAT

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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