ウェブ会議

「Google Meet」が没入感や効率性を向上--ビデオ会議疲れ軽減も目指す

「Google Meet」でアップデートがあり、参加者の表示方法やピン留めといったUI関連の改良、「Data Saver」の開始、オートズームやウェブ版でのローライトモードの導入などが明かされた。

 変化の時が来た。「Google Workspace」は米国時間4月21日、会議を改善し、ハイブリッドやリモートの従業員に対応するため、「Google Meet」が刷新されたと発表した。

 「仮想会議はこの1年間、仕事の世界的な変革の中心にあった」とGoogle Meetの製品管理担当ディレクターであるDave Citron氏はGoogleのブログに投稿した。「パンデミックのかなり前から、仮想会議は分散したチームにとって重要な役割を果たしていたが、物理的な職場を共有していた無数のチームや組織にとって、今では1日の仕事をまとめる接着剤のような存在になっている」(Citron氏)

 ユーザーインターフェース(UI)の変更点としては、5つの言語による自動ライブ字幕、教育者や学生のためのエンゲージメント管理、チームメンバーがどこにいても接続できるように設計されたモバイル新機能などがある。Googleによれば、今回の機能強化は、顧客やユーザーからのフィードバックを反映したもので、5月から運用が開始されるという。

 新たなMeetでは、ビデオフィード、表示とプレゼンテーションのエクスペリエンス、およびボトムバーが更新される。Citron氏によれば、Googleは会議疲れの軽減を目指していたという。「当社は、会議で自分がどう見えるかを管理できるようにしている。ユーザーは、ビデオフィードをグリッド内のタイルにするか、フローティングピクチャーにするかを選択でき、サイズや位置の変更もできる。自分の姿を全く見たくない場合は、自分のフィードを簡単に最小化して、視界から完全に隠せる」

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 Google Meetの全ての通話で、自分のフィードをオフにする設定も追加する予定だ。

 ホストは、少数の同僚としか話していないと感じることがなくなり、コンテンツのピン留めとピン留め解除の変更により、「反応をより把握」できるようになった(ピン留めを解除すると、ホストはプレゼンテーションタイルに表示する人を増やせる)。

 Citron氏の説明によれば、「向こう数カ月中」に変更が加えられ、複数のビデオフィードをピン留めできるようになることで、ホストがその場で最も重要なものを強調しながら、人々とコンテンツをより柔軟に組み合わせられるようになるという。

 Googleが、ナビゲーションを容易にするためにボトムバーを更新したことで、全ての管理が1カ所に集約された。「会議のダイヤルインコード、添付ファイル、参加者リスト、チャットなどのアクティビティが右下に表示されるようになったことで、人々やコンテンツを見るための縦方向のスペースが大きくなった」とCitron氏。「ボトムバーは常に表示されているため、字幕を見逃したり、自分がミュートになっているかどうかを推測したりする必要はない。また、通話を切るボタンをカメラやマイクのボタンから離し、誤って通話を切ってしまうことがないようにした」

 「外出先でのビデオ通話をサポートするために、4月から『Data Saver』を開始する。この機能は、モバイルネットワークのデータ使用量を制限し、データ費用を節約できる。これは、データ費用が高くつく可能性のあるブラジル、メキシコ、インドネシアといった市場では特に重要だ」(Citron氏)

 2020年、「人工知能(AI)を利用」して参加者の映像を調整し、暗い環境にいる人を見やすくするローライトモードが発表された。ほとんどのカメラは、強い逆光(ユーザーが晴れた日の窓を背にしているといった場合)が問題となるが、この度、ウェブ上のGoogle Meetでは、ユーザーが暗く映っていることを検出できるようになった。これにより、輝度が高まり、見やすくなる。

 また、Google Workspaceの登録者向けのオートズームをはじめとするツールも提供される。これは、ユーザーをズームインして正面に配置する機能だ。

 「Android」および「iOS」デバイスのMeet向けに、背景の差し替え、質問と回答、投票などの機能が3月に公開されたが、今回は、背景を動画に差し替えられるようになる新機能が追加される(背景動画は、教室、パーティー、森の中から選択でき、今後も追加される予定)。

 Citron氏は、仮想会議が「仕事の未来の中核として台頭しているハイブリッドモデル」であり、参加者が安心感を得る必要があるため、新たなUIは没入的で、人間を優先したものになっていると言う。

 世界的なパンデミックの影響で働き方が変化し、企業がオンライン上の通話や会議に依存するようになってから1年以上が経過し、実際のソフトウェアに必要なものが表面化してきた。Citron氏は、Googleが「この1年で打ち出したイノベーションを基に、会議をより有意義で包括的かつ安全なものにする」と説明している。

提供:Google
提供:Google

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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