PC・モバイル

コロナ禍でノートPCとタブレットの人気が上昇--デスクトップPCの使用は減少

ガートナーによると、使用されるノートPCとタブレットの台数は2021年にそれぞれ増加する見通しだという。一方、使用されるデスクベースのPCの台数は減少するという。

 リモートワークやリモートラーニングによって、私たちのノートPCやPC、スマートフォンの使い方が変わった。テクノロジーアナリスト企業Gartnerの新しい予想によると、2021年には、世界中で合計62億台のデバイスが使用されるようになる見通しだという。

 テクノロジーに関して言えば、パンデミックはすでに私たちの使用パターンに変化を及ぼしており、ノートPCやタブレットを利用して仕事を遂行する人が増加している。

 Gartnerによると、使用されるノートPCとタブレットの台数は2021年にそれぞれ8.8%と11.7%増加する見通しだという。一方、使用されるデスクベースのPCの台数は、2020年の5億2200万台から減少し、2022年には4億7000万台まで減ると予想されている。

 一方、2021年には、2020年よりも1億2500万台多くのノートPCおよびタブレットが使用される見通しだ。「Chromebook」などの低価格デバイスの売り上げはこの12カ月で特に急増している。Canalysが1月に発表したデータによると、Chromebookの2020年第4四半期の出荷台数は1120万台に達し、前年同期比で287%増加したという。Gartnerによると、Chromebookの2020年の出荷台数は80%以上増加し、合計で3000万台近くに達したという。

 タブレットの人気も爆発的に高まっている。IDCが2月に発表したデータによると、2020年第4四半期、欧州、中東、およびアフリカ(EMEA)地域のタブレット出荷台数は1460万台に達し、前年比で11.7%増加したという。

 ノートPCとタブレットの売り上げの急増は、リモートラーニングへの移行と関連がある。学校が閉鎖されたことを受けて、保護者は子供が学業に使用できる低価格のデバイスを求めるようになった。

 GartnerのシニアリサーチディレクターであるRanjit Atwal氏は、「新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、従業員と消費者によるデバイスの使用パターンが恒久的に変化した。リモートワークがハイブリッドワークに変わり、家庭教育がデジタル教育に変わり、インタラクティブゲームがクラウドに移行したことで、人々が必要とするデバイス、所有するデバイス、使用するデバイスの種類と台数の両方が今後も増え続けるだろう」と述べた。

 Gartnerによると、市場に対するユーザーの信頼が戻ってきたことで、スマートフォンも2021年に好転する見通しだという。

 使用されるスマートフォンの台数は2020年に2.6%減少したが、現在のペースで行けば、インストールベースは2021年に再び成長に転じ、1%増加するだろう、とGartnerは予想した。

 消費者は、より信頼性の高い5Gネットワークと5G接続をサポートするより手頃な価格のスマートフォンに心を動かされるだろう、とAtwal氏は述べた。そして、ソーシャルディスタンシングと社会的孤立が続く中で、スマートフォンも人々に重要なコミュニケーションツールを提供した、と言い添えた。

 「多様性の拡大、選択肢の増加、より低価格の5Gスマートフォンの登場を受けて、消費者は既存のスマートフォンをアップグレードしたり、フィーチャーフォンからアップグレードしたりするようになっている」(Atwal氏)

 ハイブリッドワークモデルや、柔軟性の向上により従業員がどこからでも仕事をできるようになったことも、使用パターンやユーザーの選択に変化をもたらすと予想されている。

 従業員がさまざまなソフトウェアプラットフォーム(主に「Android」「iOS」「Chrome」)を実行する個人用デバイスと企業所有のデバイスの両方を仕事に使用するようになった結果、組織のIT部門はより複雑な問題に直面している、とGartnerは指摘した。

 モバイルワーカーが増えると、4Gおよび5G対応デバイスの需要も増えるだろう、とAtwal氏は話す。「接続性はリモートで作業する多くのユーザーにとって、すでに悩ましい問題となっている。しかし、移動の自由が職場に戻ってくると、どこでも仕事ができる従業員に適切なツールを持たせるという必要性が重要になるだろう」(同氏)

 「企業に導入する正当な理由が増えるにつれて、4G/5G接続機能を備えたノートPCやそのほかのデバイスの需要が高まっていくだろう」

人々が在宅勤務をするようになったことで、ノートPCとタブレットの人気が高まっている。</br>
提供:iStock/monkeybusinessimages
人々が在宅勤務をするようになったことで、ノートPCとタブレットの人気が高まっている。
提供:iStock/monkeybusinessimages

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

「PC・モバイル」で読まれている記事

TechRepublic Japanで人気の記事

編集部オススメ

トレンドまるわかり![PR]

財務・経理
人事・労務
マーケ・営業
購買・調達
生産・製造
データ分析
コミュニケーション
通信・通話
文書・コンテンツ
PC・モバイル
PC
スマートフォン
タブレット
ウェアラブル
オフィスソフト
OCR
RPA
PCソフト
周辺機器
新興技術
ITインフラ
クラウドサービス
OS・ミドルウェア
開発
データベース
運用
セキュリティ

ホワイトペーパーランキング

  1. 5分でわかる、レポート作成の心得!成果至上主義のせっかちな上司も納得のレポートとは
  2. ノートPCは従来ながらの選び方ではダメ!新しい働き方にも対応する失敗しない選び方を徹底解説
  3. 問題だらけの現場指導を効率化!「人によって教え方が違う」を解消するためのマニュアル整備
  4. 緊急事態宣言解除後の利用率は低下 調査結果に見る「テレワーク」定着を阻む課題とその対応策
  5. たしか、あのデータは、こっちのアプリにあったはず…--業務改善のためのアプリ導入がストレスの原因に?

Follow TechRepublic Japan

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]