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クラウドエンジニアが学ぶべきプログラミング言語5選--システム設計に有用な言語

クラウドエンジニア(CE)は、クラウドインフラストラクチャーが機能する仕組みを設計し、実際に稼働させるという役割を担っている。CEの職務で役立つ5つのプログラミング言語を紹介する。

 テクノロジーに詳しくない人々の間では、クラウドが何なのかも、具体的に何をするのかも分からないということが笑い話になる。読者の皆さんの中にも、クラウドの仕組みを正確に理解していない人がいるかもしれないが、それで問題はない。本記事で取り上げるのは、クラウド関連の仕事だからだ。クラウドエンジニア(CE)はクラウドの仕組みについて、複雑な細部もすべて含めて知り尽くしている。なぜなら、クラウドエンジニアの役割は、クラウドインフラストラクチャーが機能する仕組みを設計し、実際に稼働させることであるからだ。

 CEは、ソフトウェアがハードウェアと連携して複数のシステム間のリソースを活用する仕組みや、個々のレイヤーがフレームワークやセキュリティなどのテクノロジーと連携する仕組み、それらをスケーリングすることで、最適なパフォーマンスを引き出し、非常にアクセスしやすい状態を保って、全体で効率的な運用を維持する方法に精通している。

 以下のプログラミング言語を選出した理由は、クラウドエンジニアがこの分野での作業であらゆるプラットフォームを活用して互換性を最大化するうえで、知っておくべき最高の言語となるからだ。

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「Java」

 Javaは成熟した言語であり、非常に多くの種類のデバイスに組み込める。Javaが広く採用されている主な理由は、どこでも動作できる非依存性にある。Javaは自己完結型の言語だ。この設計特性により、どのシステムで稼働するかに関係なく、あらゆる場所で全く同じように動作させることが可能になる。この点は重要な考慮事項だ。クラウドベースのシステムは同じシステムを基盤にできるが、そうでないケースもあることを考えると、特に重要になる。これは、組織で使用されるシステムがクラウドホスティングプロバイダーで使用されるシステムと大幅に異なる可能性があるパブリック環境とハイブリッド環境の両方に特に当てはまる。

「AngularJS」

 AngularJSは、本記事で紹介する言語の中では比較的新しいもので、Googleによって開発され、「JavaScript」をベースとしている。このオープンソースの言語は、ウェブベースのフレームワークとして機能するように設計されており、ウェブ用のアプリケーションを、さらにはクラウド用のアプリケーションを迅速に作成できる。AngularJSフレームワークは、クラウド実装のルックアンドフィールを検討する際には、フロントエンド向け、すなわち顧客対応向けのアプローチが優先されるが、柔軟でありながら高い互換性を持ち、クラウドベース製品の能力を存分に引き出すユーザーインターフェースの作成に役立つ強力なリソースだ。

「C++」

 AngularJSと同様に、C++もクラウドが機能する仕組みのプログラミングに重点を置いているが、バックエンド、つまり舞台裏のプロセスを優先する。バックエンドプログラミングでは、基盤となるシステムのパフォーマンスと安定性が重視される。C++は低水準の機能で知られており、その機能を使用した低水準でのプログラミングによって、システムから最高レベルのパフォーマンスを引き出し、クラウドベースのアプリやサービスの作成に使用されるスタック全体で、システムの最適な動作を確保できる。

「Python」

 Pythonはあらゆる用途に対応可能なプログラミング言語といっていいだろう。さまざまな分野におけるPythonの人気が衰える気配はない。豊富なライブラリーとクロスプラットフォームのサポートが高く評価されており、クラウドの開発ライフサイクルのすべての部分のプログラミングと管理に使用できるという点で、フルスタック言語とみなされることが多い。たとえば、アジャイル標準に基づく多数のDevOps環境に適しており、クラウドエンジニアリングに必要なものがすべて(あるいはほぼすべて)揃っている。

Amazon Web Services(AWS)

 AWSは、今回取り上げた他の言語と異なり、このプログラミング言語の使用を選択した人に、ある意味で二元的な目的を提供する。というのも、AWSは、Amazonのクラウドストレージプラットフォーム上で実行される既存システムとのインターフェースのためだけに、クラウドエンジニアによって使用されることもあるからだ。設計は不要で、そのサービスはAmazonがすでに提供している。その後、CEはAmazonが提供するハードウェアリソースを使用するだけで、必要なソフトウェアプラットフォームをベースとするクラウドプラットフォーム全体を設計することもできる。いずれにせよ、AWSは世界中の企業の間で人気が急上昇した。そのため、CEは、フルスタックをサポートしているのか、それともリソースを活用してホステッドアプリの稼働時間を最適化しているだけかに関係なく、プラットフォームを掘り下げて理解を深める絶好の機会を得られる。

提供:Getty Images/iStockphoto
提供:Getty Images/iStockphoto

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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