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成長するソーシャルソフトウェア/コラボレーション市場--2021年には45億ドルに

ガートナーは、2021年のソーシャルソフトウェアおよびコラボレーション市場は、前年比17%増の45億ドルになると予測している。

 Gartnerは、2021年のソーシャルソフトウェアおよびコラボレーション市場は、前年比17%増の45億ドルになると予測している。同社によると、他の企業向けアプリケーションにソーシャルソフトウェアを統合することで著しい成長がもたらされており、パンデミックの結果、リモートワークにはサポートが必要になったという。

 「技術的に可能なリモートの知識労働者というのは何十年も前から存在していた」とGartnerのリサーチ担当バイスプレジデントであるCraig Roth氏は語る。「私は20年前からリモートで知識労働をしている。しかし、ほとんどの組織ではこれが当たり前ではなかった。企業経営を維持しながらオフィスビルを突然空にしなければならなくなったことは、ソーシャルやコラボレーションが最前線にある多くの市場に衝撃を与えた。ソーシャル製品やコラボレーション製品は、数週間のうちに『あったらいいな』から『なくてはならない』ものになった」(Roth氏)

 全てのスタッフではないにしても、オフサイトで働くほとんどのスタッフにとって、いわゆる「ウォータークーラー」の周りでしばしば行われていた簡単な社会的交流を維持するのは困難だということは初期の頃から明らかであり、その仮想版をすぐに提供するため、企業はソーシャルおよびコラボレーション市場に依存するようになった。分散した労働力は十分に調整されていなければならず、絶対的に必要であったが、遠隔地にいる従業員は、上司との1対1のコミュニケーションができないことが、会議の多さによる「Zoom疲れ」と相まって孤独感を助長する問題だと言及することが多く、一方で雇用主は毎日何度も仮想会議を開く必要がなく、効率的に協力し合えるチームを作るために適切なバランスを取ろうとしていた。

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 「小売、エネルギー、運輸など、労働力が分散している企業では、刻々と変化する仕事の方針や手順に関する重要なメッセージを従業員に伝える必要に迫られていた」とRoth氏。「メディア企業やエンジニアリング企業といった他の組織では、デジタルホワイトボードやイノベーションツールを活用し、会議室のホワイトボードを使って皆と一緒で行うブレインストーミングを継続する必要があった」(Roth氏)

 現在、労働者はオフィスに戻り始めているが、Gartnerは新型コロナウイルス感染症が労働力構造に恒久的なダメージを与え、「オープンな会話や情報共有を促進し、捉え、整理するための技術への追加投資が必要になる」と述べている。

 Gartnerは報告書の中で、「2022年までは2桁の成長が見込まれる」と予測している。

 Gartnerによる世界のソーシャルソフトウェアおよびコラボレーションソフトウェアの売上高は次のようになっている。2020年は38億ドル(8.7%増)、2021年は推定45億ドル(17.1%増)、2022年は推定50億ドル以上(14%増)。

 ソーシャルソフトウェアは、他のアプリケーションやプラットフォームに組み込まれた機能として統合されており、これが市場の成長を促す重要なトレンドとなっている。

 Gartnerは2025年までに、企業向けアプリケーションソフトウェアの65%近くが、何らかの形でソーシャルソフトウェアやコラボレーション機能をソフトウェア製品ポートフォリオに組み込むだろうと予測している。

 「リモートワークは今後も続くだろう。オフィスでは当たり前だった組織のつながりや文化を維持するために、ソーシャルツールやコラボレーションツールがますます必要になってくるだろう」とRoth氏は述べる。「まだ危機を感じていない企業も、オフィスに縛られない新たなリモート従業員を迎え入れることで、違った印象を受けるかもしれない。私たちは、一時的に同じ目標に向かって働いている独立したフリーランサーの集まりなのか、それとも、仕事の進め方に独自の息吹を吹き込んでいる組織に本当に属しているのか。今後は、1つのプロジェクトやチームを超えた社会的な交流やコラボレーションにも力を入れるようになるだろうと予想している。 しかし、そうなるかどうか、注意深く兆候を見守っていくつもりだ」

 Gartnerの顧客は、同社の「Forecast Analysis: Social and Collaboration Software in the Workplace, Worldwide」を閲覧できる。

提供:iStock/seventyfour
提供:iStock/seventyfour

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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