本連載では、筆者が「気になるIT(技術、製品、サービス)」を取り上げ、その概要とともに気になるポイントを挙げてみたい。今回は、NECが開発した「一斉同報機能付き多言語音声翻訳システム」を取り上げる。
第1弾として日本語と英語間の音声翻訳と一斉同報に対応
NECは先頃、三井住友建設との協業により、建設現場など異なる言語が使われる環境でのコミュニケーションを支援する「一斉同報機能付き多言語音声翻訳システム」を開発したと発表した。同システムは三井住友建設の「どこみなフォン/DokoMinaPhone」に採用され、スマートフォンにインストールされた専用アプリを使用することで、利用者全員あるいは指定された作業グループに対して、音声翻訳された内容を一斉に同報することが可能になる。
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