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グーグルの開発言語「Go」への評価--満足度は高いが一部機能の不足に不満も

プログラミング言語「Go」では依然として一部機能が不足している、と開発者は感じている。Goプロジェクトが2020年の開発者調査の結果を発表した。

 Googleが支援する「Go」プログラミング言語を重要なビジネスアプリケーションに利用する組織が増えているが、開発者は、Goでは依然として多くの重要な機能が利用できないと感じている。

 Goプロジェクトが2020年の開発者調査の結果を発表した。2020年に実施されたこの調査では、職場や自宅で同プログラミング言語を使用している人々から9648件の回答が寄せられた。

 過去の調査と同様、この調査でも、同プログラミング言語の使用状況についてGoユーザーに質問している。具体的には、Goプロジェクトに貢献する頻度、プログラミングに使用するプラットフォーム、特定の言語機能への満足度などについて尋ねた。

 今回のGo開発者調査では、回答者に対して、同プログラミング言語全体への満足度を初めて尋ねた。回答者の92%は、この1年間のGo使用体験について、非常に、またはある程度満足していると述べた。

 開発者が最も高く評価しているのは、Goのビルド速度、信頼性、並行処理、およびCPU使用率だ。そのため、回答者の91%は次のプロジェクトにGoを使用することを望んでいると述べ、89%はGoが自分たちのチームでうまく機能していると答えた。これらの回答者の割合は、Goの2019年の調査とほぼ同じだ。

よく知られた問題点

 回答者の3分の2(66%)はGoが自社の成功に不可欠であると述べたが、開発者は、過去の調査で指摘された同言語の欠点がまだ解決されていないとも感じている。

 回答者の26%は、Goには必要な機能が欠けていると述べた。彼らの88%は、同言語に欠けている重要な機能として、ジェネリクスを挙げている。2019年の調査では、開発者の80%が同じ問題を指摘した。

 Go開発者の間では、エラー処理も依然として重大な問題だ。実際に、同言語に欠けている重要な機能として高度なエラー処理を挙げた回答者の割合は、2019年(22%)よりも2020年(58%)の方が多かった。ほかにも、null安全(44%)、関数型プログラミング機能(42%)、型システムの強化/拡張(41%)などが挙げられた。

 今回の調査で、改善の余地があると指摘されたほかの問題には、リファクタリングやデバッグが含まれる。

開発者はGoの信頼性とビルド速度を気に入っている。提供:Go Project
開発者はGoの信頼性とビルド速度を気に入っている
提供:Go Project

 回答者の過半数(63%)はリファクタリングに自分の時間の10~30%を費やしていると述べた。このことは「リファクタリングが一般的なタスクであること」を示唆しており、われわれはそれを改善する方法を検討したいと考えている、とGoogleのAlice Merrick氏は語った。

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