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エッジAIプラットフォーム「Azure Percept」--AI技術をエッジで容易に利用可能に

「Azure Percept」は、「Azure」の人工知能(AI)技術をエッジで容易に利用可能にすることを目的としたハードウェアとサービスのプラットフォームだ。

 Microsoftは先ごろ、「Azure Percept」のパブリックプレビューをオンライン開催された同社カンファレンス「Ignite」で発表した。Perceptは、「Azure」の人工知能(AI)技術をエッジで容易に利用可能にすることを目的としたハードウェアとサービスのプラットフォームで、デバイス管理、AIモデル開発、分析向けといったクラウドサービスを活用する。Microsoftは、Igniteを米国時間3月2日から4日まで開催した。

 Perceptには開発キットやインテリジェントカメラ「Azure Percept Vision」が含まれる。「Azure Percept Studio」は、顧客が豊富なコーディング経験を持っている、持っていないに関わらず、AIライフサイクル全体にわたるガイドを提供する。このライフサイクルには、開発、訓練、概念実証の展開があると、Microsoftのエッジ&プラットフォームグループ担当コーポレートバイスプレジデントRoanne Sones氏はプレスリリースで述べた。

 Azure Perceptプラットフォームの考えられる用途の1つとしては、不良品を製造ライン上で自動検出するシステムを構築し、基準を満たさない果物や野菜を出荷前に取り除けるようにする場合がある。

Azure Percept開発キット
Azure Percept開発キット
提供:Microsoft

 Azure Percept VisionとAzure Percept Audioは、開発キットとは別に提供される。クラウドにあるAzureサービスに接続し、ハードウェアアクセラレーションされた組み込み型AIモジュールを備え、エッジでの音声認識と画像認識を可能にする。

 Microsoftは、サードパーティーの半導体メーカーや製造機器メーカーと協力し、Azure Perceptでの動作を認定されたインテリジェントエッジデバイスのエコシステム構築を進めていることもIgniteで発表した、とSones氏はリリースで述べた。

 「我々は、最も一般的なAIワークロードである画像認識と音声認識から始めており、その設計図を配布することで、メーカーは、我々が着手済みの内容について基礎を得ている。もちろん、メーカーは、世の中にある規則性を把握するため、信頼できるフォームファクターを自由な形で着想できる」とSonesはリリースで説明している。

Azure Percept開発キット

 Azure Percept開発キットのハードウェアには業界標準80/20 Tスロットフレーム構造が用いられている。そのため、概念実証試験を限られた店舗や工場などで容易に実施でき、既存の産業基盤を利用した後に認定デバイスを使ったより広範囲な実地環境へと規模を拡大できるようになる。

 Azure Perceptデバイスは、「Azure IoT Hub」に自動接続する。Azure Perceptベースのソリューションは、「Azure Machine Learning」プロセスとの統合も可能だ。

 Microsoftは、サードパーティーのAzure Percept認定デバイスの数を「今後数カ月」で拡大することを考えている、とMicrosoftでAzureエッジ&プラットフォームグループのプロダクトマネージャーを務めるChrista St. Pierre氏はプレスリリースで述べた。

Microsoftは「Azure Percept」と開発キットをIgniteで発表した。
Microsoftは「Azure Percept」と開発キットをIgniteで発表した。
提供:Microsoft

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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