「btrfs」ファイルシステムが急速に普及している。このファイルシステムは、多くの「Linux」ディストリビューションで使用されており、スナップショットや負荷分散、オンラインデフラグ、プーリング、エラー検出など、データセンター環境で効果を発揮する機能を多数提供する。
btrfsファイルシステムを最大限に活用したければ、いくつかの高度な機能の使い方を学ぶ必要がある。そうした機能の1つに、バランス(またはリバランス)処理と呼ばれるものがある。
なぜバランス処理が必要なのか
btrfsファイルシステムは2段階のアロケーターを使用する。最初の段階では、特定のタイプのデータ(データ、メタデータ、システム)に大きなチャンクを割り当てる。第2段階では、ファイルシステムなどの小さなブロックを割り当てる。
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