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従業員体験基盤「Microsoft Viva」--リモートワークでの情報共有や学習を向上

マイクロソフトが先ごろ発表した従業員体験プラットフォーム「Microsoft Viva」は、チームのワークフロー、情報共有、学習機会などを改善する可能性がある。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、世界中の多くの組織がリモートワークに移行している。一部の組織ではリモートワークに長期的に取り組んでおり、Microsoftの新たなモジュールは、チームのワークフロー、情報共有、学習機会などを改善する可能性がある。Microsoftは米国時間2月4日、同社が従業員体験プラットフォーム(Employee Experience Platforms:EXP)と呼んでいる「技術ソリューションの新たなアプローチと新たなカテゴリー」の一環として、「Microsoft Viva」を発表した

 米TechRepublicの姉妹サイトである米ZDNetが報じたように、Microsoft Vivaは、Microsoftの既存製品と新たな機能を1つのプラットフォームにまとめたものである。Microsoft Viva全体は「Viva Connections」「Viva Learning」「Viva Insights」「Viva Topics」という4つのモジュールで構成されている。これらの機能は、リモートやハイブリッドで働く従業員間のコミュニケーションやコラボレーションを合理化することを意図している。Microsoftによると、「Microsoft 365」アプリや「Microsoft Teams」では、これらVivaサービスへのアクセスが付与されているという。

 米ZDNetに寄稿するMary Jo Foley氏は、「Vivaは従業員の新人研修、継続的な業務関連教育、知識発見に向けたツールのカテゴリーにMicrosoftが参入したことを示している。COVID-19の流行が続く中、仮想的にリモートでこの種の従業員リソースを提供することは特に困難になっている」と投稿している

Viva Connections

 Viva ConnectionsはMicrosoft Teamsを通じてアクセスでき、同社はこのエンゲージメントとコミュニケーションの「シングルエントリーポイント」を「デジタルな職場への入口」に例えている。Viva Connectionsは、組織のニュース、福利厚生、社内コミュニティー、方針情報などを提供するワンストップショップとなる。

 Microsoftによると、Viva Connectionsは、個々の従業員のユーザー体験をパーソナライズして管理できるようにするカスタマイズ可能なダッシュボードを売り物にしており、このレベルの管理は厳選された企業コンテンツにまで及ぶという。

 Microsoft 365のコーポレートバイスプレジデントであるJared Spataro氏は、「コンテンツは現場作業員を含む社内の特定の役割に合わせてカスタマイズも可能なため、各従業員は、必要とするリソースだけを包括的に見ることができる」とブログ投稿で述べている。

Viva Insights

 Viva InsightsはTeamsでアクセスでき、「MyAnalytics」と「Workplace Analytics」の推奨を管理職や経営陣に提供することで、従業員体験を向上させられる。Microsoftは、管理職レベルではチームの成功や健康に焦点を当てた提案をするためにViva Insightsを使用できると述べ、こうした機能を詳しく説明するユースケースを提供した。

 Spataro氏は、「Viva Insightsは、管理者がチームに燃え尽き症候群の危険性がないかを確認するのを支援する。また、通知のオフ、カレンダーでの空き時間の設定、最も重要なことに集中できるように日々の優先順位の設定といったことをチームに推奨するのにも役立つ」と記述している。

 Microsoftは、これらの機能は「向こう数カ月のうちに展開が開始される予定」としている。

Viva Learning

 スキルの向上と刷新の機会は人気のある従業員特典であり、VivaプラットフォームはViva Learningモジュールを介してこれらの特典を提供する。Microsoftによると、Viva Learningでは、組織は人工知能(AI)を使って「適切なコンテンツを適切なタイミングで」提案することで、従業員に学習の機会を提供でき、管理職は従業員の履修負担や進捗状況を監視するためのツールにアクセスできるという。

 「(Viva Learningは)『LinkedIn Learning』『Microsoft Learn』、組織独自のカスタムコンテンツ、そして『Skillsoft』『Coursera』『Pluralsight』『edX』といった大手コンテンツプロバイダーのトレーニングからのコンテンツを集約している。Viva Learningはまた、主要な学習管理システムとも連携している」(Spataro氏)

 Microsoftは今回の発表の一環として、Saba、Cornerstone OnDemand、SAP SuccessFactorsとの提携も明らかにした。

Viva Topics

 在宅勤務によって、従来の全社的な情報共有に複雑性が増している。Viva Topicsはそれを支援するため、従業員と組織内の知識源を結び付ける。

 「Viva Topicsは、AIを搭載した組織内『Wikipedia』のようなものだと考えてほしい。Viva TopicsはAIを使って全社的なコンテンツや専門知識を『プロジェクト』『製品』『プロセス』『顧客』といった関連カテゴリーに自動的に整理する」(Spataro氏)

 Microsoftによると、Viva Topicsは2月4日から一般公開され、Viva Insightsではパブリックプレビューが、Viva Learningではプライベートプレビューが利用可能だという。

提供:Microsoft
提供:Microsoft

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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