前回の記事において、「IBM i(AS/400)」のアプリケーション資産を不健康のまま近代化する危険性と、その対処のための健康診断項目の整理、解析ツールを用いた具体的な健康診断の例を挙げさせていただいた。
今回はその結果を受けてのアプリケーション資産の健康改善、ダイエット方法を解説する。
不要な贅肉は健康を害さず落とそう
不要な資産のうち比較的簡単に特定できるものに、非稼働オブジェクトが挙げられる。「IBM i」OSでは、オブジェクトの最終稼働日情報と稼働日数が記録されているため、使用されていないオブジェクトの特定が簡単なためである。
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