新興技術 IoT クラウドサービス VR・AR

スマートシティのプラットフォーマーを目指すNTTデータの「SocietyOS構想」とは

本連載では、筆者が「気になるIT」を取り上げ、その概要とともに気になるポイントを挙げてみたい。今回は、NTTデータの「SocietyOS」を取り上げる。

 本連載では、筆者が「気になるIT(技術、製品、サービス)」を取り上げ、その概要とともに気になるポイントを挙げてみたい。今回は、NTTデータが創設した新ブランド「SocietyOS」を取り上げる。

新ブランド「SocietyOS」がもたらす4つの特長とは

 NTTデータは先頃、スマートシティの実現に向けた新ブランド「SocietyOS」を創設したと発表した。

 昨今、少子高齢化や環境問題、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす新しい生活者ニーズの多様化や変化、政府が推進する行政のデジタル化など、街づくりに求められる要素は複雑化している。これらの要素に、持続的に対応していく手段として、スマートシティが注目されている。

 NTTデータはこれまでNTTグループと連携し、ラスベガスシティのスマートシティ化や田園調布雙葉学園におけるスマートキャンパスの取り組みなどにおいて、プロジェクトを中心的に推進する役割を担ってきた。そうした知見を生かし、それぞれの地域にあった都市機能、サービスを生活者視点で価値創出していくための新ブランドとしてSocietyOSを創設した。(図1

図1:SocietyOS構想の概要(出典:NTTデータ) 図1:SocietyOS構想の概要(出典:NTTデータ)
※クリックすると拡大画像が見られます

 SocietyOSはNTTデータが持つ各分野の強みだけでなく、社外のサービスと組み合わせて、さまざまなユースケースを実現する。社内外の強みを連携、活用し、価値あるユースケースを実現するための仕組みとして、次の4つの特長を備えている。

 1つ目は、サービス連携によるエコシステムの形成だ。顧客の価値創出に必要なエコシステム形成のため、さまざまなサービス/ソリューションとの連携を可能とする。また、NTTデータの既存サービスをAPI化し、SocietyOSと連携することで、迅速に提供可能なサービスを拡充していく。

 2つ目は、幅広いデータ連携、活用だ。行政機関や企業などが保有する静的データだけではなく、カメラやセンサーなどさまざまなIoTデバイスから得られる動的データの収集と活用を可能としている。集めたデータは連携、分析してさまざまなサービスに活用可能だ。特に個人情報、個人サービスログについては、厳密管理と分析活用を共存させ、多様化するパーソナルニーズに応えられるサービス開発をサポートする。

 3つ目は、サービス改善に寄与する高速デリバリーだ。サービスの継続的な開発と高速デリバリーをサポートするクラウド環境を提供し、顧客のサービス改善活動の高速化を実現する。この環境上で開発、運用されるサービスについては、NTTデータが保守や運用業務をトータルでサポートし、安定運用に寄与する。

 4つ目は、NTTグループのノウハウや技術力を活用できることだ。SocietyOSの展開にあたってはNTTグループ各社との連携を強化し、同グループ全体のノウハウや技術力を活用していく。具体的には、個人情報管理、行政機関システム、金融機関システム、決済システム、人流及び地図システム、セキュリティ運用など、スマートシティの実現に有効なNTTグループの多様なノウハウをNTTデータがコンシェルジュとして提供していく。(図2

図2:SocietyOSアーキテクチャイメージ(出典:NTTデータ) 図2:SocietyOSアーキテクチャイメージ(出典:NTTデータ)
※クリックすると拡大画像が見られます

「新興技術」で読まれている記事

TechRepublic Japanで人気の記事

編集部オススメ

トレンドまるわかり![PR]

財務・経理
人事・労務
マーケ・営業
購買・調達
生産・製造
データ分析
コミュニケーション
通信・通話
文書・コンテンツ
PC・モバイル
新興技術
IoT
ドローン
ロボット
VR・AR
AI・機械学習
ITインフラ
クラウドサービス
クラウドストレージ
IaaS
PaaS
プライベートクラウド
OS・ミドルウェア
開発
データベース
運用
セキュリティ

ホワイトペーパーランキング

  1. マンガでわかる「ルール駆動開発」レガシーモダナイズを成功させる開発手法を基礎から理解する
  2. 5分でわかる、レポート作成の心得!成果至上主義のせっかちな上司も納得のレポートとは
  3. APIエコシステムを狙うサイバー攻撃が急増、Webアプリにおける最新のAPIセキュリティ対策とは?
  4. クラウドやコンテナ利用が増える中、世界の企業が利用するAPI経由の安全なアプリ構築手法とは?
  5. ウェビナーによる営業活動が本格化、顧客接点が増加する一方で見えてきたハードルと解決策とは?

Follow TechRepublic Japan

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]