プログラミング言語は年を追うごとに進化と変化を続けており、より多くの人々が、より多様な用途に使用するようになっている。
近年の人気プログラミング言語ランキングで上位を占めているのは、膨大な数の人々がさまざまなタスクに使っている「Python」「C」「JavaScript」「C++」「Java」などの言語だ。
言語の人気は、TIOBEのような組織がまとめるランキングだけに反映されているわけではなく、Pluralsightなどのテクノロジー教育プラットフォームで人気の高い講座からも読み取ることができる。TIOBEは言語の人気を追跡するにあたり、各言語の講座の数や使用しているエンジニアの数をチェックしている。
「人気を測定する観点はいくつもある。たとえば、多数のデバイスで実行されるプログラムに使用されている言語、多くのプログラムの記述に使われている言語、記述されたコードの行数が多い言語などだ」。ニューヨーク大学コンピューターサイエンス学部の准教授であるBenjamin Goldberg氏はこのように語った。
「(他にも)コンピューターサイエンスの学生やプログラマーの多くが教わっている言語、または学びたい言語という基準もある。経験者の求人が最も多い言語という基準もあるかもしれない」。こう述べるGoldberg氏は、コンピューターサイエンスと情報システムの理学修士プログラムの大学院研究担当ディレクターでもある。
TIOBEのランキングを見ると、2002年以降に特に人気が高い言語は、C、Java、C++、Pythonだ。また、「C#」「Visual Basic」、JavaScriptも上位を争っている。
1. C:CとJavaは長年にわたりTIOBEランキングで首位争いを繰り広げてきた。「B」の後継言語として1972年にDennis Ritchie氏とKen Thompson氏によって開発されたCは、短期間のうちに最も広く使用されるプログラミング言語となった。Cを中心とした講座はPluralsightのトップ10にもランクインしている。
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