開発 運用

オフコンアプリは、まず健康診断せよ--不健康な状態での近代化は危険

オフコン「IBM i(AS/400)」の多くのユーザーにアプリケーション資産が長年蓄積されており、ドキュメントも残っておらずブラックボックス化が問題となっている。「何から着手すれば良いのか?」を考える。

 前回の記事において、オフコン「IBM i(AS/400)」のアプリケーション資産のホワイトボックス化の必要性の提言と、そのためのソリューションを紹介した。今回はそのソリューションを用いて最初に着手すべき内容を解説する。

不健康のまま近代化する危険性

 人は年齢を重ねると同時にさまざまな体の問題を抱えていくことがある。早めに発見、対処するために人間ドックというものがあるが、アプリケーション資産についてもその必要がある。

 IT業界にはひと昔前、変化のスピードが犬の成長のように速いことを表現した「ドッグイヤー」という言葉があった。依然としてITのトレンドは変化が激しく、ライフサイクルはますます短くなっており、人間ドック的なことをする前に新しいものに置き換えられてしまう場合もある。

 一方、IBM i(AS/400)に関しては、人並みにライフサイクルが長い。現在の状態の把握と、対処した方が良い不健康な箇所、無駄な箇所などの特定がホワイトボックス化に向けて必要となる。問題を抱えたままで近代化(モダナイゼーション)すると、その問題を継承してしまうだけでなく、新しい環境で新たな問題を引き起こす可能性があるからである。長年の進化でさまざまな処理工程を軽減しているために発生する問題のほか、強固なセキュリティで守られていることなどを理由に、従来IBM iで問題にならなかったことがIBM i以外の環境になった途端に噴出する問題も含まれる。

健康診断項目の整理

 それでは、人間ドックのように現状システムの健康を診断する項目を挙げていきたいと思う。

 まず、カテゴリとして、「資産現状診断」「資産スキル継承難易度診断」「TOBEモデル診断」に大別できる。これらを構成する詳細項目を見ていこう。

編集部おすすめの関連記事

残り本文:約2151文字 ログインして続きを読んでください。

「開発」で読まれている記事

TechRepublic Japanで人気の記事

編集部オススメ

トレンドまるわかり![PR]

財務・経理
人事・労務
マーケ・営業
購買・調達
生産・製造
データ分析
コミュニケーション
通信・通話
文書・コンテンツ
PC・モバイル
新興技術
ITインフラ
クラウドサービス
OS・ミドルウェア
開発
開発ツール
開発支援
ノンプログラミング開発ツール
データベース
運用
運用管理
資産管理
MDM
バックアップ
ディザスタリカバリ
セキュリティ

ホワイトペーパーランキング

  1. 最先端のデータサイエンティストでいるための5つのヒント—AIによる高度化でデータの達人であり続ける
  2. 経理部門 554人に聞いた「新しい経理部門の働き方」 その実現に向けた具体的な行動指針を解説
  3. パンデミックに乗じたサイバー攻撃に屈しない 最新の脅威分析レポートに見る攻撃パターンと対応策
  4. DX時代にIBM i は継続利用できるのか? モダナイゼーション実施で考えておくべき5つの視点
  5. サイバー攻撃でPCに何が起きている? サイバーディフェンス研究所の名和氏が語るフォレンジックのいま

Follow TechRepublic Japan

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]