開発支援

「Raspberry Pi」産業利用を促進--新たなサポートサイトや設計パートナープログラム

Raspberry Pi Foundationは、「Raspberry Pi」を使った製品を構築するする顧客向けに新たな専用サポートサイトや設計パートナープログラムを発表した。

 Raspberry Pi Foundationの製品は、単に消費者に人気があるだけではない。英国を拠点として「Raspberry Pi」を開発する同団体によると、年間売上の約44%が法人顧客によるもので、法人顧客はさまざまな自動化、モノのインターネット(Internet of Things:IoT)、ロボット工学、その他の組み込みアプリケーションのために同ボードを使用することが多いという。

 Raspberry Piは、かつてないほど急成長し、法人の関心が高いこの市場を支援するため、法人顧客向けに新たな専用サポートサービスを開始した。顧客は同社のウェブサイトを通じてデータシートやコンプライアンス文書などにアクセスできるほか、Raspberry Piの法人用アプリケーションや各種設定のサポートに関する情報にもアクセスすることができ、製品のサポートに役立てることができる。

 Raspberry Pi FoundationのプリンシパルハードウェアエンジニアであるRoger Thornton氏は、「Raspberry Piコンピューターは、低コスト、高性能、使いやすさを兼ね備えているため、ほぼ全てのアプリケーションにとって理想的なデバイスとなっており、常に多様な設定で使用されてきた」と述べる。

 法人顧客は古いRaspberry Piモデルにも関心を抱く傾向が強い、とThornton氏は説明する。新たなキットの最新かつ最強のバージョンを選ぶ傾向がある消費者とは異なり、このようなバージョンは法人向けの設定には必要ないことが多いという。これが、2014年にRaspberry Piが発売した「Raspberry Pi Model B+」をいまだに購入できる理由の1つである。より多くの電力を必要とする顧客向けには、常に「Compute Model 4」がある。

 Thornton氏は、「一般的に新製品が発売されると消費者向け製品の売り上げは落ち込むが、Raspberry Piの古いモデルの信じがたい売り上げをいまだに目にしている」と言う。

 「我々は、このようなモデルについて、最新モデルへの変更が実用的でない組み込みアプリケーション向けに利用されていると推測している」(Thornton氏)

 法人顧客への責任の一環として、Raspberry Pi Foundationは全製品の製品寿命を最短でも2026年まで保証している。

 同団体は、法人向けの新たな専用サポートとともに、Raspberry Piを自社製品に統合する際に技術的な支援を必要とする顧客向けのプログラムを開始した。

 「Raspberry Pi Approved Design Partners」プログラムは、同団体のコンピューターボードに基づいた製品の構築でサポートを必要とする顧客とRaspberry Pi Foundationから承認を受けた設計コンサルタント企業を結び付ける。

 「我々がよく知り、提携する設計者を厳選して立ち上げており、このグループが2021年には拡大することを期待している」とThornton氏は言う。

 「顧客がRaspberry Piを使って素晴らしい製品を構築するのを支援することに興奮しており、世界中の多様な設計者と提携することを楽しみにしている」(Thornton氏)

Raspberry Piの売上の半分近くが法人顧客向けとなっている。提供:Raspberry Pi Foundation
Raspberry Piの売上の半分近くが法人顧客向けとなっている
提供:Raspberry Pi Foundation

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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