この10年間でクラウドへと進出するアプリケーションが増加し、ほとんどのデバイスやOSで同じように動作するウェブベースのアプリケーションという形をとるようになった。あるOSを特定のアプリケーション用に使う時代は、ほぼ終わったといっていいだろう。今ではデータをクラウドに保存して、ウェブアプリからアクセスし、心ゆくまで編集してから、わずか数回のタップやクリックで、データの保存、アップロード、共有が可能だ。
もちろん、こうした進歩の中心にはインターネットがあり、多くのアプリケーションがリモートのクラウドベースのハードウェアで実行されるサービスへと進化したことも大きな要因となっている。これにより、アプリを適切に実行するためのリソース要件が大幅に減少し、主にデバイス上のOSのバージョンに基づく最小限の要件で実行できるようになった。
どのサービスも、優秀なウェブ開発者のチームによって支えられている。開発者らは、全体的な体験を構成する個々の要素をコーディングしており、これはウェブサイトやポータル自体、バックエンドシステムへの接続、UI体験、さらには多数のユーザーのためにすべてを保護するセキュリティプロトコルまで、多岐にわたる。開発においては、ユニークユーザーごとにほぼ同じ体験を毎日、迅速かつ正確に提供している。
本記事では、コーディングのスキルを有する人や、たゆまぬ努力でスキルを磨いている人のために、こうしたサービスの開発(そして維持)に使用される需要の高いプログラミング言語を紹介する。
1. 「Python」
Pythonは近年の多数のプログラミング言語ランキングを制しており、本記事でも最初に紹介する。Pythonにできないことはあるのだろうか。同言語は、ウェブベースアプリケーションを柔軟にスケーリングできることで知られている。また、大半のプラットフォームで実行できるため、Pythonで作成されたアプリは、変更を加えなくてもサポート対象のすべてのデバイスタイプで利用可能だ。さらに、使いやすさにも定評がある。こうしたことから、Pythonは習得しやすいプログラミング言語の1つであり、実際の作業の際に重宝する。
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