新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が広がった2020年、日常生活やライフスタイルが世界的に見直された。健康への壊滅的な影響に加え、世界のビジネスのやり方や組織の従業員への接し方も大きく変化した。Qualtricsの年次従業員体験トレンド報告書の最新版には、従業員体験の世界的な断片が記録されている。
2021年の報告書は、「2020年は従業員の体験が永遠に変化した年として記憶されるだろう」と明言している。報告書は、世界的な感染症の流行、社会不安、物理的な隔離などを挙げ、これらを理由に企業幹部は従業員を保護する方法について考え直し、再構築していると述べる。
会社に帰属して守られていると感じたい従業員
報告書において4つの重要項目のうち、「エンゲージメントスコア」「定期的にフィードバックに耳を傾けること」「会社にとどまる意思」はポイントが上昇しており、唯一減少したのは「フィードバックに対して行動を起こすこと」(-7%)だった。
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