人事・労務 ネオジャパン

進化論から考える--個人の幸せと組織の冗長性、デジタルとの付き合い方

羽衣国際大学 現代社会学部 教授でタレントのにしゃんた氏、フリージャーナリストの西田宗千佳氏、広島大学大学院 統合生命科学研究科 教授 長沼毅氏が「人のための組織のあり方とは?」をテーマに議論を交わした。

 12月2日にネオジャパンが開催したオンライントークイベント「NEOJAPAN 未来会議」で「働き方が多様化する現代社会で何が起きているか?」に続いて、「人のための組織のあり方とは?」をテーマに議論が交わされた。

 登壇したのは、前半に引き続いて羽衣国際大学(堺市西区) 現代社会学部 教授でタレントのにしゃんた氏、フリージャーナリストの西田宗千佳氏、広島大学大学院 統合生命科学研究科 教授 長沼毅氏。モデレーターはベンチャーキャピタル米Scrum Venturesの戦略担当バイスプレジデントの桑原智隆氏が務めた。

「変化に最もよく適用できるものが生き残る」は誤った引用

 後半では、前半の最後に長沼氏が発言した「生物にとって重要なのは進化=変化である。生物学でいえば適応だが、変化できるか否かはとても重要だ」から口火を切った。

広島大学大学院 統合生命科学研究科 教授 長沼毅氏
広島大学大学院 統合生命科学研究科 教授 長沼毅氏

 長沼氏は進化論で著名なCharles Darwinが述べたであろう「最も強い者や賢い者が生き残るわけではない。変化に最もよく『適用』できる者が生き残るのだ」が誤った引用であり、Darwinの発言ではないと説明する。この発言はルイジアナ州立大学の経営学教授だったLeon C. Megginsonのものだという。

 長沼氏は自身の意見として「いずれも異なる。運が良かった者が生き残るのだ」と持論を説明した。続いて「生存競争においては、環境に最もよく適応した者がライバルを出し抜ける」「人間(および動物)の長い歴史においては、最も効果的に協力と工夫をした者が勝利を収めた」といった誤った引用例を示した。

 「進化論は目的論ではない。すべて結果論である。遺伝子の突然変異で最初の生物は『いや~参ったな~』と思うだろうが、もって生まれたカタチで何とか頑張って生き延びるのが生物学を貫く原理」(長沼氏)

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