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「MacBook Pro」(2020)レビュー--M1搭載で速度やバッテリー性能が向上

「M1」搭載の新しい「MacBook Pro」はパフォーマンスが大きく向上した。「Safari」や「Mail」の読み込み速度、キーボードの使用感、バッテリー持続時間などに関するレビュー結果を紹介する。

 筆者は何週間もかけて、どのノートブックを購入すべきか慎重に検討した。最終的に、ノートブックに求めるものは以下の3つだけになった。

  1. 13インチのディスプレイを搭載している。
  2. 優れたキーボードを搭載している。
  3. OSが「Windows」ではない。

 これら3つのうち、特に重視していたのがキーボードだ。筆者は執筆を生業としており、1年間に100万語以上(テクノロジージャーナリズムとフィクションの中間)を入力するため、キーボードとは非常に親密な関係にある。それに加えて、最後に常用していたノートブックは、恐ろしいキーボードを備えた2017年の「MacBook Pro」だ。筆者がなぜキーボードを特に重視しているのか、ご理解いただけただろう。

 13インチのディスプレイについては、単なる好みだ。これより大きくなると、キーボードをあまり効率よく使えず、少し扱いにくいサイズと感じる。

 OSの選択に関しては、とにかくWindowsが他のOSよりも邪魔になることが多いからだ。それだけではなく、Windowsを使っていると、もうすぐクラッシュするのではないか、といつも感じてしまう。したがって、残ったのはLinuxと「macOS」「Chrome OS」だ。

 デスクトップで使用しているOSはLinuxだが(これに関して気持ちが変わることはないだろう)、同オープンソースプラットフォームには、非常に小さな不足点がいくつかある。その最たるものがトラックパッドだ。マルチタッチジェスチャーがサポートされていないことは、本当に悩ましい。このテクノロジーが登場してからかなりの年月が経過していることを考えると、なおさらだ。これで、macOSとChrome OSが残った。

 筆者は動画編集をすることも多いため、残る選択肢は1つしかない。macOSだ。

 ハードウェアとソフトウェアの奇妙な組み合わせのために、筆者に最適な選択肢は新しいMacBook Proであることが非常に明確になった。

 その後、2つ目の難問が発生した。最後のIntelベースのMacBookの1つを購入した方がいいのだろうか。それとも、流れに乗ってアーリーアダプターとなり、「M1」チップを搭載した新型MacBook Proを購入すべきだろうか。

 結局、大勢のアーリーアダプターたちとともに、「Apple Silicon」を採用した真新しいMacBook Proを購入することに決めた。

 その決断に満足している。

M1搭載MacBook Pro(2020)の余裕のあるパフォーマンス

 筆者はベンチマークを重視しない。これまでもそうだったし、これからも変わることはないだろう。数字はあまり気にならない。関心があるのは、現実世界でどのように機能するかということだ。消費者にとっては、筆者がこれから説明することの方が、さまざまなグラフやチャート、比較データよりも重要であるはずだ。

 M1搭載MacBook Proをセットアップした後、最初にしたことの1つは、「Safari」を開いてインターネットに接続することだった。第一印象はと言えば、ウェブサイトがこれほど速く読み込まれるのを見たことがない。

 過去最高の速度。この一言に尽きる。

 スペックシートを見れば、筆者のデスクトップはMacBook Proを圧倒しているが、Safariがウェブサイトをレンダリングする速度には全く及ばない。筆者がアクセスしたサイトはすべて、ほぼ瞬時に表示される。瞬く間という速さだ。キャッシュされたサイトの読み込みは、笑ってしまうほど速い。

 誇張はしていない。どのサイトにアクセスしても、瞬きをすると読み込みを見逃してしまうだろう。

 次に確認したのは、電子メールだ。Appleの「Mail」を開くと、メッセージが信じられない速さで受信トレイに取り込まれる。前に使っていたMacBookと比べて、目を見張るほどの差がある。

 大げさな表現だが、真実でもある。

 最後にテストしたのは、動画のレンダリングだ。筆者はよく2分〜20分の長さの動画を作成する。それほど複雑な動画ではないが、筆者の古いMacBookでは、追加するトラックの数によって、20分の動画のレンダリングに10〜20分かかることがある。新しいMacBook Proでは、その時間が半分になる。8分の動画(圧縮なし)を1本レンダリングしたところ、約30秒で完了した。同じ動画を圧縮したものをレンダリングすると、約2分かかった。非常に高速だ。

 静音性にも驚かされた。古いMacBook Proでは、動画のレンダリングを開始すると、すぐにファンが回転する。本体が机から浮き上がるのではないかと思うほどだ。M1搭載MacBook Proは全く音がしない。驚いたことに、本体から排出される熱も全く感じない。前のモデルは、原稿の執筆に使うだけで(Safariでタブをいくつか開いた状態)、膝が少し暖まっていた。M1搭載モデルでは、そういうことが全くない。

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