PC・モバイル

「Apple Silicon」搭載「MacBook Air」入門--ファンレスになった薄型ノート

新しい「MacBook Air」には、アップルが設計した「M1」チップが搭載された。同モデルの新機能、旧機種との比較、競合製品、対象ユーザーなどについて解説する。

 Appleは米国時間2020年11月10日に開催の「One More Thing」イベントにおいて、次期OS「macOS 11 Big Sur」とその新機能の一部に関する情報を発表した。その発表自体も十分に刺激的な内容だったが、同イベントの目玉はそれではなかった。脚光を浴びたのは、最新の「Apple Silicon」を採用した新型デバイス3機種の発表だ。Apple Siliconは同社独自のシステムオンチップ(SoC)ハードウェアであり、「Apple M1」とも呼ばれる。

 Apple Siliconは、プロセッサー、GPU、「Secure Enclave」など、コンピューターの心臓部を構成するチップセットの集合体だ。最終的にはAppleのすべてのコンピューティング製品ラインに採用される見通しだが、「MacBook Air」がこの新しいSoCを搭載する初めてのデバイスとなった。

 新型MacBook Airは、初代モデルが発表されたときからユーザーに知られて愛されてきたデザインの特徴や携帯性をすべて備えている。故Steve Jobs氏が2008年に超薄型のデバイスをマニラ封筒から取り出したときと同様に、今回の内部の再設計も、ユーザーが望んでいるパフォーマンス、電力効率、使いやすさの新しい波を起こすはずだ。Appleはこれに加えて、最新の高解像度「Retina」ディスプレイや、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0、USB 4接続オプションも採用し、テクノロジーをさらに進化させている。

最新MacBook Airの新機能

Apple Silicon(M1)

 新しいM1チップは、Appleがモバイルデバイス向けに設計したもので、パフォーマンスと電源管理のバランスを取って、モバイルデバイスが最大限のパフォーマンスを発揮しながらも、バッテリーを一気に消費することなく、1回のフル充電で丸1日使用できるようになっている。

 新しいMacBook Airに搭載された第1世代のM1チップは、4つの高性能コアと4つの高効率コアで構成される8コアCPUを搭載している。これらが連携して動作し、優先度の高いワークロードでは節電よりもパフォーマンスを重視して、低優先度のワークロードについてはパフォーマンスよりも節電を重視する。さらに、7コアまたは8コアのGPU(構成によって異なる)が、ディスクリートレベルの高性能グラフィックスを、統合グラフィックスの消費電力で実現する。

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