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「Python」が「Java」抜いて2位に--2020年11月のTIOBE開発言語ランキング

TIOBEが発表した11月の人気プログラミング言語ランキングでは、「Java」が3位に後退し、「Python」が2位に浮上した。

 TIOBEが発表した11月の人気プログラミング言語ランキングは、意外な結果となった。同ランキングの20年の歴史で初めて、「C」と「Java」以外の言語がトップ2にランクインしたからだ。具体的には、Javaが3位に後退し、「Python」が2位に浮上した。

 TIOBEの10月のランキングでは、Cが首位、Javaが2位だった。長きにわたって首位と2位はこれら2つの言語の間で争われ、ほかの言語はそれらに続く第3の言語の座をめぐって戦いを繰り広げてきた。Pythonの人気がついにJavaを上回ったことで、今後、Pythonの時代が訪れる可能性もある。

 TIOBEの最高経営責任者(CEO)のPaul Jansen氏は、「先日、タイヤがパンクしたので、道路パトロールに電話して助けてもらった。整備士から職業を尋ねられて答えた際に、『ソフトウェア』という言葉を使ったら、彼は笑顔を見せて、今夢中になっていること、つまり、『Pythonでのプログラミング』について熱弁を振るい始めた。その瞬間、私はPythonがユビキタスになることを確信した」と述べた。

 Jansen氏はその出来事を持ち出して、Pythonの人気上昇の理由と考えられること、つまり、プログラミングスキルに対する一般の人々の需要を説明した。

 Jansen氏は、「以前だと、ほとんどのプログラミング活動はソフトウェアエンジニアによって行われていた。しかし、今日では、プログラミングスキルはあらゆる場所で必要とされており、優秀なソフトウェア開発者が不足している」と述べた。「その結果、ソフトウェアエンジニアでなくても扱えるシンプルなもの、高速な編集サイクルと円滑な展開が可能で、簡単に習得できるものが求められるようになった。Pythonなら、これらすべてのニーズに対応できる」(同氏)

 Pythonの人気が高まったのは、データマイニングやAI、数値計算、Pythonの大規模なデータ処理機能を一般的に使用するそのほかのイニシアチブが急激に拡大したからだという主張もあるが、Jansen氏は先ほど紹介した見解が正しいと考えているという。

 米TechRepublicのR. Dallon Adams記者が10月のランキングに関する記事で述べたように、Pythonはかなり前からJavaの地位を脅かしていた。10月には、Pythonが3位になり、トップ50の言語の中で最大の前年同月比成長率を記録した。Javaは2位を維持したものの、前年同月からの下げ幅はトップ50の言語の中で最も大きかった。

 JavaとPythonに関する変化は、9月のランキングにも現れていた。Pythonが3位を堅守したのに対し、Javaは引き続きマイナスの数字を記録した。

 Javaと同様、Pythonも長い間、多くの人に愛されてきたプログラミング言語だが、Jansen氏が正しければ、Pythonが王者として君臨する長期的な変化が訪れようとしている可能性もある。Pythonは習得しやすいにもかかわらず、Javaでできることをすべて実行できる言語として宣伝されてきたからだ。

 上位に重要な変動があったことに加えて、「R」「Perl」「Go」はすべて成長を記録している。Rは前月と同じ9位だった。Rは2020年に爆発的な成長を遂げたため、TIOBEはRを2020年のプログラミング言語賞の候補とみなしている。

提供:Getty Images/iStockphoto
提供:Getty Images/iStockphoto

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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