仮想化

DaaSで変わるデスクトップ管理--専門家が指摘する導入の利点

Desktop as a Service(DaaS)を利用すれば、デスクトップの管理をアウトソースし、コスト削減やIT部門の負荷軽減を図ることができる。ヴイエムウェアやシトリックスの幹部が、DaaS導入のメリットについて語った。

 デスクトップ環境の維持管理を社内でやろうとすると、多大な時間とリソースを費やしてしまう可能性がある。ITスタッフは、ユーザーが実行するすべてのPCとアプリケーションのサポート、トラブルシューティング、アップデートを継続的に実施しなければならない。2020年には、従業員がリモートワークを余儀なくされ、こうした作業がさらに厄介になっている。このような課題を考える場合に、検討する価値のあるサービスの1つが、Desktop as a Service(DaaS)だ。

 DaaSでは、デスクトップ環境がサードパーティーのプロバイダーによってクラウド上でホストされる。このようなサブスクリプションベースのサービスによって、必要なOSとアプリケーションを備えたオンデマンドの仮想化デスクトップを利用することができる。

 ITスタッフがPCのすべてを管理する必要はなく、クラウドプロバイダーがメンテナンスやアップデート、セキュリティなどの定期的なタスクを処理してくれる。IT部門は引き続きデスクトップの設定や制御を担当することになるが、日常的な管理作業の大半から解放される。

 従業員は、オフィス、自宅やその他の遠隔地など、あらゆる場所から仮想デスクトップにアクセスできるようになる。もちろん、デスクトップ環境に接続するためのデバイスはこれまでどおり必要だ。しかし、DaaSは柔軟性と可用性に優れているため、環境へのアクセスに、PC、スマートフォン、タブレット、各種スマートデバイスを使用することができる。

DaaSはどのような仕組みなのか

 DaaSは、概念としては仮想デスクトップインフラストラクチャー(VDI)と同様のもので、デスクトップとアプリケーションをPCで直接実行するのではなく、仮想環境で実行する。しかし、VDIの場合、IT部門がこれまでどおりオンプレミスの物理マシンと仮想マシンの管理やメンテナンスを行う。VMwareのEUC担当シニア・プロダクト・ライン・マーケティング・マネージャーで、2014年にDaaS関連の書籍を執筆したGabe Knuth氏は、VDIのデスクトップ環境を以下の4種類のレイヤーと必要なスキルセットに分類できると説明する。

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