Microsoftが米国時間10月27日に更新した、Microsoft 365各プラットフォームに対する変更内容をまとめる。リリースノートによれば、バージョン2010(ビルド 13328.20292)へ更新したWindowsデスクトップ版はWord、Excel、PowerPoint、OutlookへiPhoneで撮影した画像を直接挿入する機能を追加した。
iOS 11以降は撮影画像や映像をHEIF(High Efficiency Image File Format)で保存する仕組みに変更しているが、Windows 10もMicrosoft Storeから「HEIF画像拡張機能」「HEVCビデオ拡張機能」をインストールすることでHEIFに対応できる。これらの条件が整っている環境では、各アプリケーションの画像・動画挿入機能やエクスプローラーからのドラッグ&ドロップでHEIF画像ファイルを貼り付けることが可能になった。

画像挿入時のコモンダイアログに「HEIF形式」が新たに加わった
Office Insiderの公式ブログを読むと、HEVC動画ファイルもドラッグ&ドロップ操作で追加できるように受け取れる。
だが、筆者がバージョン2010で確認したところ、Wordはオブジェクト形式になり、Excelは無反応、PowerPointは「必要な64ビットのコーデックがインストールされていない」とエラーメッセージが現れる(検証環境はWindows 10とOffice 365、いずれも64ビット版)。PowerPointの動作は「挿入」タブ→「ビデオ」→「このコンピューター上のビデオ」から操作しても同様だった。
残り本文:約1526文字 ログインして続きを読んでください。