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クラウド時代のセキュリティモデル「ゼロトラスト」がなぜ必要なのか

以前から議論になっていた境界型ネットワークの限界が、コロナ禍でついに露呈した。そうした背景から「ゼロトラスト」に注目が集まっている。クニエでディレクターを務める倉橋氏が、取るべきアプローチなどを解説する。

 第1回では、境界型セキュリティの限界が訪れていること、第2回では企業が取るべきセキュリティ対策のあり方として、デファクトスタンダードに準拠することの重要性を述べた。

 今回は、セキュリティアーキテクチャそのものの大きな変革となると予測され、注目されている「ゼロトラストセキュリティ」に関して考察する。

 現在市場において、ゼロトラストネットワークやゼロトラストセキュリティは、インターネットにおける原則的な概念を転換させると言われている。その理由は、境界型ネットワークセキュリティの「安全な内部」と「危険な外部」という考え方ではなく、「ゼロトラスト=全ての通信を信頼できない」と考える事による。

 第1回で述べたとおり、これまでの境界型ネットワークセキュリティは、「安全な内部」に収めることによってセキュリティを担保する境界防御という手法をとってきたが、もはやこれは限界が訪れているという見方が大きく論じられている。

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