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同志社大、ゼロトラスト型リモートアクセス採用--2週間で在宅勤務体制構築

同志社大学は、ゼロトラストベースでリモートアクセスできるID認識型プロキシを導入し、大学職員のネットワーク環境を強化した。コロナ禍での在宅勤務体制も2週間で構築している。

 学部生と院生を含めて約2万8000人の学生が在籍し、専任講師だけで約800人の教員が在籍する同志社大学(京都市上京区)は、京都のメインキャンパスのほか、東京と大阪にサテライトキャンパスを構え、欧州連合(EU)にもキャンパスを設置している。大規模な総合大学であり、その活動は約350人の職員が支えている。

普段使わないVPNがCMS更新のネックに

 近年の自然災害の増加に伴う学生や教職員へのタイムリーな情報提供のため、ウェブサイトへの“急なお知らせ”掲載頻度が高まってきていた。通常は広報課の担当者が学内事務ネットワーク内のPCでコンテンツ管理システム(CMS)にアクセスしてウェブページを更新するという手順を踏む。しかし、地震、台風などの予期せぬ事態が発生した際、大学が授業やオープンキャンパスといったイベント開催可否を判断したあと、出勤前や休日でも即座に更新対応しなければならない。

 そのため、学外からCMSにアクセスして更新する仕組みとして、リモートアクセス用の仮想プライベートネットワーク(VPN)を活用していた。学生と教職員が同じVPNサービスを活用していたので、セキュリティ対策として特別にアクセス権限を設定し、通常の学内ネットワークアクセス用とは別となるVPN用のID、パスワードを別途発行していた。

同志社大学 教務課 教務係の角厚志氏
同志社大学 教務課 教務係の角厚志氏

 当時広報課でウェブページの更新を担当していた同志社大学 今出川校地 教務課 教務係の角厚志氏は、リモートアクセスをする際に個別の手順を踏んで接続するスタイルにより、利用時に不都合が生じていたと明かす。「VPNは普段一切触っていなかった。学外でVPNを使う状況は年に1、2回なので、いざつなぐ際には設定が難しく、円滑にアクセスできなかった」という。

「学内からしか使えないのはおかしい」

 学内ネットワークの運用、システムの認証基盤などを担当する同志社大学 総務部 情報企画課 情報ネットワーク係で係長を務める山北英司氏も、手間がかかり運用が複雑なVPNプロファイルの特別な設定に課題を感じていたという。

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