ビズリーチ(渋谷区)は10月5日、採用管理クラウドサービス「HRMOS(ハーモス)採用 新卒エディション」の提供を開始した。企業が設定したスケジュールに合わせて学生選考を行う一括採用に加え、一年を通じて採用活動を行う通年採用にも対応する。
同社は2016年6月から中途向け人材採用管理クラウド「HRMOS採用」を提供しているが、執行役員 兼 HRMOS事業部 事業部長 古野了大氏「HRMOS採用を利用する企業から『新卒(新卒業者)採用も管理したい』という期待の声をいただいてきた」と開発経緯を説明した。

ビズリーチ 執行役員 兼 HRMOS事業部 事業部長 古野了大氏

ビズリーチ HRMOS事業部 プロダクト企画部 石井智之氏
ビズリーチが、同社のクラウドサービスを利用する企業の採用担当者315人を対象にした9月の調査によれば、62%の企業は就職活動サイトと同時に人材紹介企業や媒体、インターンシップ(就業体験)など複数の採用チャネルを用意しているものの、採用管理システムを利用する企業は46%にとどまり、50%の企業は同システムを未使用。そのうち26%の企業は表計算ソフトで管理していることが分かった(n=263)。
2018年10月に経済団体連合会(経団連)は2021年に卒業する学生から採用活動の解禁日を定めた就活(就職活動)ルールを廃止し、政府も2022年から理系大学院生の就業体験を通じた採用を認める方針を示している。ビズリーチ HRMOS事業部 プロダクト企画部 石井智之氏は「変化の過渡期を迎えている」と分析する。
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