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「IBM i(AS/400)」モダナイゼーションでよくみる失敗原因あるある

オフコンで稼働する基幹システムは、コロナ禍とは言え先送りできない課題になりつつある。ジーアールソリューションズでモダナイゼーション事業部長を務める阿野氏が、失敗しないために過去を分析、課題を整理する。

 前回の記事において、基幹システムを稼働させているユーザーは、ベテラン技術者が在職の内に課題解決をする必要があり、コロナ禍とは言え先送りできない課題となっていることをお伝えした。しかし、大きなシステム開発、改修のプロジェクト予算を取ることが難しい時世において、ビフォアコロナ時代よりもさらに用心してモダナイゼーションを進める必要があり、失敗は許されない。

 今回は、過去に起きたモダナイゼーションの問題を分析し、同じ轍を踏まないために課題を整理していく。

別プラットフォームへのリプレースでかえってコスト増大

 「IBM i」以外の別プラットフォームにモダナイゼーションの何らかの手法でアプリケーションをリプレースした結果、IBM iの時より大きなハードウェアやソフトウェアの構成になることが発生している。それらの運用、管理工数も拡大することになり、今まで考えなくてよかったコストが新たにのしかかることになる。

 原因としては、IBM iが通常、データベースなどのミドルウェア、運用及び管理システム、セキュリティシステムなどを別々に購入した場合、サーバーに分散配置するような基盤ソフトウェアをOSに内包していることにある。ハードウェア上で最適化されて効率よく安全に稼働しているため、同等のシステムレベルをリプレース先のプラットフォームで実現するとなるとIBM iより大がかりなシステムの準備が必要となる。稼働アプリケーションが矮小な場合を除き、メインフレームなどの大型コンピューターのリプレース時においてのメリットとなるダウンサイジングが期待できないことを示している。

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