「OneDrive」でファイルを共有するには、電子メールでリンクを送信する方法と、相手がアクセスできるフォルダーにファイルを保存する方法がある。保存場所を指定できなかった場合は、必要なファイルを見つけるのに非常に長い時間がかかるかもしれない。消費者向けのOneDriveでは、しばらく前から「Add to my OneDrive」機能が利用可能だが、「OneDrive for Business」にも同様の機能が搭載される。この機能への改善点は、消費者向けのOneDriveにも反映されるはずだ。
「ユーザーの大切なファイルのすべてを、他のユーザーが保存または作成したものも含めて、もっと簡単に管理できるようにすべきだと考えた。どうすれば自分と共有されているすべてのファイルを整理できるのか。『Add to my OneDrive』が実質的にその答えになる」。OneDrive担当パートナーグループマネージャーのJason Moore氏は、米TechRepublicにこう語った。
「消費者向けのOneDriveでは、数年前からこの機能を提供している。その経験から多くのことを学んだ。ビジネス版に搭載するにあたって、ユーザーの目に触れない部分を改善しており、その一部は消費者版に実装され、性能や信頼性の向上、高速化などに活かされるだろう。個人ユーザーも、ビジネスユーザーも、教育機関のユーザーも、自分に共有されたコンテンツを、自分(自身)のコンテンツと同じくらいうまく整理できるはずだ。『Microsoft 365』のサービスであるため、クラス最高のセキュリティ、ガバナンス、コンプライアンスを重視しており、それに伴うあらゆることについて、ユーザーがストレスを感じる必要がない」
共有と追加
新しいオプションは、OneDriveと「SharePoint Online」で利用できるようになる。OneDriveのウェブサイトで、「Shared with me」(あるいはここに表示されるSharePointの共有ライブラリーの1つ)で自分と共有されたフォルダーを選択すると、「Add shortcut to my files」ボタンがツールバーに表示される。
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