「Microsoft Excel」のピボットテーブルは、データの整理や分析に便利だ。この機能について知れば知るほど、より有効に活用できるようになる。たとえば、ピボットテーブルのフィルタリングは特定の情報に焦点を合わせるための優れた手段であり、多くのユーザーがこの機能をダッシュボードに追加している。幸いにも、ピボットテーブルのフィルタリングは簡単だ。本記事では、これを実行する方法を2つ紹介する。
筆者は「Microsoft 365」を使用しているが、古いバージョンを使ってもかまわない。作業用のデータは自分で用意してもいいし、デモ用の.xlsxファイルをダウンロードしてもいい。ピボットテーブルツールは、ブラウザー版でも完全にサポートされている。
本記事では、基本的なピボットテーブルの作成方法を理解している前提で説明を進めるが、サンプルのピボットテーブルの作成手順も紹介する。基本事項を十分に理解していない人は、先に「『Excel』ピボットテーブルの基本--『データ』を有意義な『情報』に変換」を読んでおくといいだろう。
Excelのピボットテーブル
フィルタリングを始める前にピボットテーブルを作成する必要がある。そこで、図Aに示すピボットテーブルを、同じシート内のデータから作成してみよう。これを行うには、データセット内の任意の場所をクリックして、以下の手順を実行する。
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