スタンフォード大学とシカゴ大学病院、オハイオ州立大学の最高情報セキュリティ責任者(CISO)は、学生と教授、研究者にとっての最大のセキュリティ脅威として、フィッシングを挙げている。また、ゼロトラストは最良のセキュリティアプローチだが、大学で導入を納得させるのは難しいと考えている。
これらの大学の最高情報セキュリティ責任者は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が仕事に及ぼす変化や大学のネットワークおよびデータを保護する方法についてのウェビナーで、Proofpointのサイバーセキュリティ戦略ディレクターのRyan Witt氏と語り合った。
新しいプラットフォームのセキュリティのベストプラクティスについて学生に教育する方法と並んで、フィッシングも大きな懸念事項である。
スタンフォード大学のセキュリティチームは月に2回、大学の従業員の間でフィッシングキャンペーンを実施している、と同大学のCISO兼最高プライバシー責任者のMichael Duff氏はウェビナーで述べた。
「われわれはフィッシングについて、プライバシーとセキュリティに対する最大の脅威だと認識している」(Duff氏)
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