日立製作所(日立)は6月29日、幸せのための企業経営、社会の実現に向けたサービス事業を展開するハピネスプラネット(国分寺市)の設立を発表した。
“幸福度”を計測するスマートフォンアプリ「Happiness Planet」などで展開する独自開発技術、サービスを企業化。同社の中央研究所にある研究開発拠点「協創の森」にて、“ハピネス&ウエルビーイング”産業の創生を目指すという。7月20日に設立する。
日立でフェロー、未来投資本部ハピネスプロジェクトリーダーを務める矢野和男氏は、「幸せは環境変化に応じて全身に生じる生化学現象であり、体内の血管や血圧、血液などにさまざまな変化が生じる。ほとんどが体内のシグナルだが、筋肉の動き外からも確認できる」と幸福度の計測方法を説明。名札やリストバンド型のセンサー、スマートフォンなどを活用し、自身を初めとする人の動きを10年以上、のべ1000万日の行動を計測したという。
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