オフィスソフト

「Excel」ピボットテーブルの基本--「データ」を有意義な「情報」に変換

「Excel」のデータは、そのままの状態では有効に活用できない場合もある。ピボットテーブルは、データを再編成して有意義な「情報」に変えるツールだ。その基本的な使い方を紹介する。

 「Microsoft Excel」にピボットテーブルツールが追加される前は、データの整理や分析のために、要約の関数や機能を使用しなければならなかった。その作業には困難が伴う場合が多く、目的を果たせないこともあった。今でもその方法で作業している人は、無理をしすぎだ。Excelのピボットテーブルツールを使って、生データを意味のあるレポートに変えてみよう。複雑な作業に思えるかもしれないが、実際はそうではない。これは生産性の向上に役立つ柔軟なツールだ。

 筆者は「Microsoft 365」を使用しているが、古いバージョンを使ってもかまわない。作業用のデータは自分で用意してもいいし、デモ用の.xlsxファイルをダウンロードしてもいい。ピボットテーブルツールは、ブラウザー版でも完全にサポートされている。

ピボットテーブルとは

 Excelのピボットテーブルツールは簡単に使えるが、慣れていない人は最初、少し戸惑うかもしれない。ピボットテーブルは、特定の範囲のデータをレポート用に再編成、要約することによって、データを分析できるオブジェクトだ。表示されるデータはソースデータから分離されており、ソースデータは一切変更されない。Excelにおけるピボットテーブルとは、ピボットテーブルの作成を支援するツールのことを指す。データをピボット処理して、必要な情報を意味のあるレイアウトで素早く取得できるため、扱うデータの大小に関係なく有用なツールだ。具体的には、並べ替え、グループ化、合計、集計などによってデータを再編成することができる。

 使い方の紹介に入る前に、「データ」と「情報」という用語について説明しておこう。データは、2次元の列と行の形式の値を指す。情報とは、そのデータから有意義な方法で抽出するものだ。たとえば、どの営業担当者がノルマを達成したのか、各クラスで成績評価値が最も高いのはどの生徒か、といったことが情報にあたる。ピボットテーブルを使えば、月次の売り上げを製品別、販売地域別、さらには担当者別に表示することができる。教師をしている人なら、生徒の平均点をクラス別や科目別に表示させることも可能だ。筆者はピボットテーブルを使用して、クライアントごとの収入の現時点での合計を把握している。2次元のスプレッドシートでは、意味のある情報を見つけるのは容易ではない。

編集部おすすめの関連記事

残り本文:約2798文字 ログインして続きを読んでください。

「オフィスソフト」で読まれている記事

TechRepublic Japanで人気の記事

編集部オススメ

トレンドまるわかり![PR]

財務・経理
人事・労務
マーケ・営業
購買・調達
生産・製造
データ分析
コミュニケーション
通信・通話
文書・コンテンツ
PC・モバイル
PC
スマートフォン
タブレット
ウェアラブル
オフィスソフト
OCR
RPA
PCソフト
周辺機器
新興技術
ITインフラ
クラウドサービス
OS・ミドルウェア
開発
データベース
運用
セキュリティ

ホワイトペーパーランキング

  1. 最先端のデータサイエンティストでいるための5つのヒント—AIによる高度化でデータの達人であり続ける
  2. 経理部門 554人に聞いた「新しい経理部門の働き方」 その実現に向けた具体的な行動指針を解説
  3. パンデミックに乗じたサイバー攻撃に屈しない 最新の脅威分析レポートに見る攻撃パターンと対応策
  4. DX時代にIBM i は継続利用できるのか? モダナイゼーション実施で考えておくべき5つの視点
  5. サイバー攻撃でPCに何が起きている? サイバーディフェンス研究所の名和氏が語るフォレンジックのいま

Follow TechRepublic Japan

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]