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「Microsoft Teams」、「Zoom」を成長率で上回る--Aternity調査

Aternityのデータによると、「Microsoft Teams」は5月、成長率で「Zoom」を追い抜いたという。

 「Zoom」には話題性とクールな背景、魅力的な名前があるかもしれないが、「Microsoft Teams」は米国時間5月4日の週、成長率でZoomをひっそりと追い抜いた。Aternityのデータによると、2020年6月14日の時点で、Microsoft TeamsとZoomの使用は2月17日の週と比較して、それぞれ894%と677%増加したという。

 Aternityは、ニューノーマル(新常態)であるリモートワークの世界を詳細に観察しており、「Global Remote Work Productivity」調査シリーズの第4巻(「The Emergence of Collaboration App Sprawl」)を発表した。このレポートでは、多くの人がオフィス勤務から在宅勤務(WFH)に移行するというニューノーマルがきっかけとなって、主要なコラボレーションツールがどのように使用され、共有されているのかを詳しく調べた。当初は短期的な解決策と想定されていたが、新型コロナウイルス(COVID-19)を受けて従業員を在宅勤務に移行させる状況が何週間、何カ月も続く中で、企業はレポートで従業員デジタル体験と呼ばれているものを長期的なテクノロジー投資の対象にしている。

 「Skype」もこの分野に登場し、Microsoft Teamsの比較対象になっている。2月17日から6月14日までの調査期間中、「Skype for Business」の使用は76%から45%に減少した。一方、Teamsの使用は11%から34%に増加した。

提供:Aternity
提供:Aternity

 しかし、Skypeを見くびってはいけない。コラボレーションツールは主に人と人との直接的な対話に使用されるからだ。6月中旬の1週間、Skypeの音声およびビデオ通話はすべての対話の97%を占めた。

 TeamsとSkypeの相互運用が6月に可能となっている。TeamsやSkypeのユーザーはメッセージや通話、ビデオチャットを通して、直接的に共同作業できるようになった。

レポートの要点

 4月下旬、COVID-19の感染拡大に対する従業員の関心が弱まったことで、従業員による、業務と無関係のウェブ閲覧が激減した。2月17日から6月14日までの間、アプリケーションの総使用時間の38%が「Microsoft Office」に費やされ、「Outlook」の使用が46%増加した。

提供:Aternity
提供:Aternity

競争が激化

 パンデミックの発生後、Microsoft Teamsは進化し続け、会議の開催、チームやチャネルの作成などの機能により、より多くのユーザーを獲得してきた。ファイル共有はリモートコラボレーションの重要な要素である。Microsoft Teamsはこの機能の完成度を高め、同僚同士がより簡単に共同作業できるようにした。重要なのは、在宅勤務中も効果的に仕事を進めることだ。Microsoft Teamsは、2クリックで適用可能な「Snapchat」フィルターを追加し、サードパーティーのクラウドサービスを簡単に追加できるようにした。

 シスコの企業向けコラボレーションプラットフォーム「Webex」は、4月に使用量が通常の3倍のボリュームに増加した(5億人の参加者が合計で250億分の会議を行った)。また、在宅勤務者に無償支援プログラムを提供し、6月に開催された「Cisco Live 2020」のハイライトとなった。

 5月には、Microsoft Teamsの汎用性が強化された。米TechRepublicは、リモートワーカーに最適なMicrosoft Teamsアプリをいくつか紹介した。

  • GitHub
  • 「Adobe Creative Cloud」
  • 「Polly for Microsoft Teams」
  • 「Google Analytics」
  • Salesforce
  • 「Power BI」
  • 「MailClark」
  • 「App Studio」
  • 「Health Hero」
  • 自分で選んだプロジェクト管理ソフトウェア

 Zoomは、ユーザーに対する魅力の向上に取り組んでおり、有料アカウント向けサービスの1つであるE2EE(エンドツーエンドの暗号化)をすべてのZoomユーザーに開放した。

 Arubaは6月上旬、在宅勤務者のオフィスへの復帰を支援するため、人工知能(AI)を利用する複数のソリューションを発表した。これらのソリューションには、連絡先と位置情報の追跡、非接触型技術、訪問者管理、ビデオおよびAIベースのヘルスモニタリングが含まれていた。在宅勤務用のツール(在宅勤務者とハイブリッド勤務の従業員が対象)には、リモートアクセスポイントや仮想イントラネットアクセスが含まれる。

提供:Aternity
提供:Aternity

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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