ローカル5Gをテーマにした本連載も今回で最終回です。今回は、2019年に経済産業省が発表した、「サイバー・フィジカル・セキュリティ対策フレームワーク(Cyber Physical Security Framework:CPSF)」(PDF)を解説します。
前回、CPSFは、従来の情報システムだけでなく、IoTを意識した作りとなっていると説明しました。ITの世界となるサイバー空間だけにとどまらず、現実世界の物理的な脅威への波及、サプライチェーンリスクの意識などの特徴を解説しました。
今回は、CPSFを使ってどう分析するかを解説したいと思います。

現実世界も意識した対策を(出典:NTTデータ先端技術)
分析の進め方
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