セキュリティ

各国政府の新型コロナ対策から考える政治とプライバシーのバランス

微生物から体を守るにしても、ハッカーからコンピューターを守るにしても、自由と安全のバランスを保たなければいけない。

 世界的なパンデミックの中、すべての政府が国民のケアをしなければいけない。しかし、権威主義的な政府は、どうだろうか。

 危機状況下の人々は、良い面が引き出されたり、一方悪い面が引き出されたりする人もいる。これは企業や国も同じだと思う。企業や国は人で構成されており、人々のリーダーシップや政権と、彼らがどのように課題を解決するか、つまり、その組織のベストを引き出すか最悪のことをするか、が重要となる。

 そして、人々はその解決方法にどのように反応するのか。権威主義的な政権では、国民が政府と敵対的な関係にあるため、災害時においても政府が国民を守るとは思えない。多くの場合は逆で、政権は緊急事態を利用して抑圧的権力を拡大しようとすることが多い。

 民主的な世界が危機的状況におかれた際には、私たちは政府を信頼したいものだ。たとえ地元の市長や大統領に投票しなかったとしても、彼らは私たちのために働くことになっている。公務員は国民に応えられる存在になることを目指しており、政党や政治が低迷、混乱していても、国民の善意が尊重され、そうでなければ説明責任があるはずだ。

 たとえ幸いにも、政府は自分の最善を考えてくれると信じることができたとしても、個人の義務を免除するものではない。民主主義とは選択肢と責任を持つことではないのか。法律や規則はたくさんあるが、自由な国民は奴隷ではない。そして、統治者と統治される人々の間には、ある程度の相互信頼が必要だ。

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