先日、ある企業の「Zoom」通話で、参加者たちは1人の同僚が同棲中の恋人を怒鳴りつける声を聞いた。その罵声は「実にひどかった」だけでなく、同じことが何度かあった、とInternet AdvisorのディレクターのSean Nguyen氏は語る。
「誰かが話しているときに、彼女は突然、会議中に恋人と大声で口論を始める」とNguyen氏。「とにかく不快だった。最初は、音声がオンになっていることを忘れたか、ちょうどそのタイミングで何かが起こったのかと思ったが、彼女は同じことを何度もやった。それは信じられないほど無礼で、プロ意識を欠いた行為だった」
同氏はそれで我慢の限界がきたという。「彼女には会社を出て行ってもらうしかなかった。せめて、彼女もあの恋人を追い出せたことを願う」
多くの人がリモートワークに移行し、Zoomなどのビデオ通話が広く利用されるようになったが、不適切な行為と解雇の原因になりかねない行為の間には、境界線が存在する。カリフォルニア州の委員がZoom会議中に飼い猫を放り投げて辞任に追い込まれた有名な話や、ズボンをはかずにZoom通話で情報番組「Good Morning America」に出演したレポーターの話は、聞いたことがある人も多いだろう。
残り本文:約1989文字 ログインして続きを読んでください。