メール チャット ウェブ会議

量と質を維持--緊急時のテレワークでチャットとウェブ会議を使いこなす勘所

雑談も含めた直接的な対話による情報の交換や共有が、仕事を円滑に進める上で大きな役割を果たしていますが、テレワーク環境ではこうした気軽なコミュニケーションが欠落してしまいます。どう考えるべきでしょうか。

課題は基本的なコミュニケーションのレベル低下

 緊急時対応のテレワーク環境が整備できたとしても、実務におけるコミュニケーションの量と質が維持できないと意味がありません。通常の職場環境では、顔を合わせて話をしたりメールや電話を使って連絡を取り合ったり、さまざまな方法でコミュニケーションを図りながら仕事を進めます。

 特に、ちょっとした雑談も含めた直接的な対話による情報の交換や共有が、仕事を円滑に進める上で大きな役割を果たしていますが、テレワーク環境ではこうした気軽なコミュニケーションが欠落してしまいます。それでは、メールや電話がその代役を果たすことができるでしょうか。

 メールは仕事で使う標準的なコミュニケーションツールになっていますが、相手のメールアドレスや件名の入力といった作業が必要ですし、内容も形式的な文章であらわすのが一般的です。また、基本的に1通ごとに独立しているので、対話するには前のメールの引用を重ねていくことになり、話の流れがわかりにくくなるという欠点もあります。

 ちょっと相談したいことや軽く耳に入れておきたいことのために使うのには不向きな側面があります。電話なら気軽にかけることができそうですが、テレワーク中はかける側も受ける側も、必ずしも通話しやすい環境にいるとは限りません。カフェや図書館など公共の場で仕事をしていることもあるでしょうし、家にいても近くに家族がいたり、掃除機の音がしたり、ペットが鳴いたりするかもしれません。

 テレワークに移行しても、それまでの職場におけるコミュニケーションの蓄えのようなものを皆で共有しているため、しばらくの間はうまく回るかもしれません。しかし、コミュニケーションの量がだんだん減ってくると、自分の仕事以外の状況や他のスタッフの状態、部署や組織全体の動きも徐々にぼんやりとしてきます。

 こうなると、仕事を進めるために必要な情報共有の質が下がり、生産性を大きく下げる結果になってしまいます。テレワークの導入に積極的になれない企業が心配することの一つには、こうした基本的なコミュニケーションのレベル低下があるのではないかと思います。

編集部おすすめの関連記事

残り本文:約2016文字 ログインして続きを読んでください。

「メール」で読まれている記事

TechRepublic Japanで人気の記事

編集部オススメ

トレンドまるわかり![PR]

財務・経理
人事・労務
マーケ・営業
購買・調達
生産・製造
データ分析
コミュニケーション
グループウェア
プロジェクト管理
ワークフロー
BPM
メール
SNS
ウェブ会議
安否確認
ファイル共有
チャット
通信・通話
文書・コンテンツ
PC・モバイル
新興技術
ITインフラ
クラウドサービス
OS・ミドルウェア
開発
データベース
運用
セキュリティ

ホワイトペーパーランキング

  1. 企業価値を「デジタル由来」に転換--大企業のDXをハッカソンで支える日本マイクロソフト
  2. スモールスタート思考で業務を改善! 「社内DX」推進のためのキホンを知る
  3. 2021年のサイバー脅威予測が明らかに─将来の攻撃に企業はいかに備えるべきか
  4. 6割のサイバー攻撃ではマルウェアは使われていない事実が判明─求められる新たな防御戦略とは
  5. “テレワークだからこそ”デスクトップPCを利用すべき?!ノートPCにはない魅力の数々に迫る

Follow TechRepublic Japan

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]