日本HPは4月30日、セキュリティ監視センター(SOC)がある従業員5000人以上の企業を対象にした「HP Sure Click Enterprise」などを発表した。5月下旬からの提供を予定している。
SOCを持たない、従業員200~5000人程度の企業向けにマネージドサービス「HP Proactive Security」を4月16日からすでに提供を開始、IT管理者を用意できない200人未満の団体や組織を対象にしたセキュリティツール「HP Pro Security Edition」は今夏からの提供を予定している。Pro Security Editionは、既存の「HP Sure Click Pro」と「HP Sure Sense Pro」を統合した。
日本HPが提示した各調査レポートによれば、マルウェアに感染した理由の94%はメールの添付ファイルが原因であり、ゼロデイ攻撃に代表されるユニークな脅威数は月間50億件にもおよぶ。また、従業員の36%が適切なセキュリティ対策を講じておらず、IT管理者の懸念材料となり、セキュリティ脅威の96%は数カ月間検知されない現状は健全な企業活動を妨げる。
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