セキュリティ

ゼロトラストは「急がば回れ」で--専門家が語る導入アプローチ

ゼロトラストは境界セキュリティと異なる点もあり、導入をためらう企業もあるが、10年以上にわたりゼロトラストの展開を支援してきた専門家が、導入成功のためのヒントを紹介した。

 企業のセキュリティを確保するうえで、ゼロトラストを採用すべき理由は多い。サプライチェーンのリスクを軽減する場合でも、在宅勤務への移行が進む職場環境で単純にVPNの煩わしさを解消しようとしている場合でも、ゼロトラストは有効だ。企業文化のために採用のハードルが高いと思えることもあるが、それでも効果がある。しかし、こうした企業文化の問題などがあるため、ゼロトラストセキュリティの大規模展開を目指す企業も、慎重に事を進める必要がある、とPalo Alto Networks Fieldの最高技術責任者(CTO)のJohn Kindervag氏はブログに記している。

ゼロトラストは急がば回れ

 ゼロトラストの概念は単純だ。どこから来たユーザーなのか、ネットワークの内側なのか外側なのかに関係なく、全員が検証を受けなければならない。企業サービスにアクセスしたいなら、認証、権限、暗号化が必要になる。

 企業はこれまで長きにわたって境界セキュリティを展開しようとしてきたため、ゼロトラストのアプローチに気後れしたり、恐怖を覚えたりするかもしれない。実際に、最近の調査データが示しているように、半数近くの組織はゼロトラストを展開する能力に自信がない

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