ウェブ会議

イベントのオンライン開催を実現--ビデオ会議プラットフォーム6選

新型コロナウイルスの影響で、大勢の人が集まるイベントが相次いで中止されている。その解決策となり得るビデオ会議プラットフォームを6つ紹介する。

 COVID-19に対する不安が高まり、集会の自粛が求められる中で、200以上の大規模カンファレンス(1兆ドル規模のグローバル産業の一部)が中止になった。その例には、「Mobile World Conference」「Adobe Summit」「Facebook F8」「Google Cloud Next」「South by Southwest」(SXSW)、Microsoftの「MVP Summit」や「IBM Think」など、枚挙にいとまがない。完全な中止を決断した組織や開催日を延期した組織もあるが、別の方法を選択し、大規模イベントを電子的に、ライブストリーミングプラットフォームを通して開催している企業もある。

 パンデミックを受けて大規模なビデオ会議が増加したが、これらのプラットフォームは以前から、直接顔を合わせるイベントに代わる手段として、人気が高まると予想されていた。たとえばGartnerは、対面で実施される企業の会議の割合が、2019年の60%から、2024年までにわずか4分の1にまで縮小すると推定している。

 Gartnerのリサーチ担当バイスプレジデントのCraig Roth氏によると、COVID-19のためにバーチャル会議がますます増加しているという。「COVID-19に『十分に注意』するため、カンファレンスの中止が不可避になった。多くの発表では、計画されていた内容と同様のバーチャルカンファレンスとしての開催が約束されている」。同氏はこのように述べ、バーチャル会議はストリーミング配信で提供されるか、録画して後で視聴できるようになっていると説明した。

 Roth氏は、カンファレンスを成功させるには「既存の枠にとらわれないやり方」が必要だと強調する。「既存のプロセスをデジタル化するだけでは最小限のメリットしか得られないのと同じように、現行のカンファレンス形式をバーチャル化するだけでは、カンファレンス会場の物理的な壁や座席を取り払うことによって開かれる可能性を活かせない」。こう語る同氏は、参加者がコンテンツに関して発言できる「バーチャルアンカンファレンス」や、VRの使用を検討して、新鮮さを保つように推奨している。

 以下では、大規模イベントのオンライン開催に使用できるプラットフォームを6つ紹介する。

1. 「BlueJeans」

 このクラウドベースのビデオ会議プラットフォームは、特に高品質のストリーミングが可能であることから、大規模なイベントでよく使用されている。「My Company」プランは、最大150人でのビデオ会議に使用できる。

 たとえば、ペンシルベニア大学は講義の中止を決定したとき、教職員への電子メールで、セミナーの代わりにBlueJeansや「Zoom」を使用するように提案した。

2. Zoom

 「Zoom Meetings」は、モバイルとデスクトップに対応するHD音声およびビデオ会議プラットフォームだ。Zoomの「Enterprise」プランでは、最大1000人が参加する会議が可能で、最大49の画面を同時に表示できる。Zoomでの会議は、録画してクラウドに保存し、後から視聴可能だ。参加者は、画面の共有、メモの共同編集、情報の共有と検索などの機能も利用できる。セキュリティに関しては、会議と共有ファイルの両方が256ビットのTLS暗号化で保護される。

3. 「Cisco WebEx」

 長きにわたり利用されている会議サービスCisco WebExは、COVID-19の感染拡大を受けて特別プログラムを提供しており、無制限の使用時間、最大100人の参加者、有料のダイヤルインと既存のVoIP機能を追加している。WebExをまだ利用していない企業を対象に、90日間の無料ライセンスが提供される。

4. 「MegaMeeting」

 2004年に提供開始されたMegaMeetingは100%ウェブベースのプラットフォームであり、「Windows」と「Mac」、Linuxでのマルチパーティービデオ会議が可能だが、「Adobe Flash」のインストールが前提となる。オンラインストリーミング分野の中心的存在として、ウェビナーでよく使用される。参加人数に上限がないため、大規模なイベントに最適だ。

5. 「Google Hangouts」

 Google Hangoutsはスタッフミーティングによく使われるツールで、非常に多くのデジタルワーカーがその機能に慣れ親しんでいる。さらに、GoogleはCOVID-19への対応として、「G Suite」と「G Suite for Education」のすべての顧客が、高度なビデオ会議ツール「Google Hangouts Meet」を無料で利用できるようにしている。このサービスでは、最大250人が参加する会議の開催、ドメイン内の最大10万人へのライブストリーミング、「Google Drive」を使用した会議の記録とアーカイブが可能だ。

6. 「Facebook Live」

 企業はFacebook Liveを使用して、デモや動画を大勢の人にストリーミングすることができる。双方向的な機能を備えており、Facebookを使用しているフォロワーは、コメントの投稿やチャットへの参加が可能だ。動画を事前にスケジュールすることもできるため、戦略を練って、特定のカスタムオーディエンスにストリーミングすることができる。

提供:Chainarong Prasertthai, Getty Images/iStockphoto
提供:Chainarong Prasertthai, Getty Images/iStockphoto

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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