PaaS セキュリティ

Google Cloudのセキュリティ機能--Chronicle改善や「reCAPTCHA Enterprise」一般提供

グーグルは「RSA 2020」で、「Chronicle Security」プラットフォームのアップグレードや「reCAPTCHA Enterprise」および「Web Risk API」ツールの一般提供の開始など、セキュリティに関するいくつかの発表を行った。

 Googleは「RSA 2020」で、「Chronicle Security」プラットフォームのアップグレードや「reCAPTCHA Enterprise」および「Web Risk API」ツールの一般提供の開始など、セキュリティに関するいくつかの発表を行った

 Google Cloudのセキュリティ担当バイスプレジデントのSunil Potti氏はブログ投稿で、「組織が重要なビジネスシステムをインプレースとクラウドの両方で近代化する中で、クラウドセキュリティは企業にとってITの最優先事項になっている」と述べた。

 デジタル変革は、あらゆる組織が現代のビジネスの世界でいつかは直面しなければならない勢力である。これらの新しいツールは、もう少し安心できる理由をGoogle Cloudのユーザーに与えるはずだ。

Chronicle Securityの改善点

 セキュリティ分析プラットフォームであるChronicleは、2019年6月にGoogle Cloudに加わった。このプラットフォーム自体は、「あらゆる企業が社内のアラートや脅威を迅速かつ効率的、そして、それほどコストをかけずに調査する方法を変えるのを支援するため」に、「RSA 2019」で発表された。

 RSA 2020で、GoogleはChronicleの追加機能を2つ発表した。新しいルール記述言語「YARA-L」を利用する脅威検知とデータのモデル化の強化だ。

 「YARA」はマルウェアを検知および認識するために構築された言語(YARA-Lは情報をログに記録するバージョン)であり、GoogleはYARAについて、「現代の脅威と挙動に対応するために特別に構築された」と述べた。YARAが追加されたことで、Chronicleは新しい形式のマルウェアや斬新な攻撃手法をより効果的に検知できるようになるだろう

 GoogleはYARA-Lの機能について、「非常にスケーラブルなルール実行、リアルタイムのルール実行、そして、遡及的なルール実行」をChronicleの既存の脅威検知機能にもたらすことができると説明している。

 Googleは、Chronicleに追加された2つ目の機能を「インテリジェントデータフュージョン」と呼んでいる。この新しいツールには、新しいタイプのデータモデルと、複数のセキュリティイベントを単一のタイムラインにリンクしてインシデントのモデル化を改善する機能が含まれる。

Googleの新しいセキュリティ製品

 Googleは、同社の既存のセキュリティ製品であるreCAPTCHA EnterpriseとWeb Risk APIの一般提供開始も発表した。

 reCAPTCHA Enterpriseは、おそらくインターネットユーザーにはよく知られているはずだ。正当なユーザーからのログイン要求を検証するために使用されるシステムである。Googleによると、同社は先頃、「商用グレードのボット対策機能の新たな波」をreCAPTCHAに追加し、同製品の一般提供の開始を、ログインセキュリティの強化を検討しているウェブサイト管理者にとってより良いものにしたという。

 Googleが一般提供を開始する2つ目の製品であるWeb Risk APIにより、ウェブアプリケーションはURLを、増大し続けるGoogleの安全でないサイトのリストと照合できるようになる。

 Google Cloudのユーザーは、reCAPTCHA EnterpriseとWeb Risk APIの両方を自身のウェブサイトに統合できるようになった。

提供:400tmax / Getty Images
提供:400tmax / Getty Images

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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