企業はビデオ会議をコミュニケーションの第1の手段とすることを検討すべきだ。それには重要な理由がいくつもある。リモートワーカーも含めた従業員の生産性向上が見込めるし(2005年以降にリモートワーカーは159%増加)、出張関連の費用を削減できるかもしれない。
そして今、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大という脅威が迫り、オフィスの閉鎖、出張の予定の取りやめ、日常業務の混乱といった影響が出ているが、ビデオ会議なら、直接顔を合わせてのミーティングを避けることができ、命に関わる疾病の拡散を安全に防ぐ手段にもなる。あらゆるテクノロジーの例に漏れず、ビデオ会議も、企業文化に取り込んで利用しやすい環境を作り出すには、経営陣や管理職による統率が非常に重要だ。
ここでは、ビデオ会議サービスの選定において有力な候補となる5つのサービスを紹介する。
1. 「GoToMeeting」
LogMeInのウェブ会議サービスであるGoToMeetingは、音声会議、ビデオ会議、画面共有の機能があり、「Android」や「iOS」のモバイルデバイスに対応しているため、出先にいる従業員にも最適だ。音声とビデオの設定が豊富で、チャット機能を備える。価格も控えめで、標準機能の場合は月額14ドル、年間料金だと月額12ドルになる。
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